現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年8月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
3 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
4 | 菜の花や月の彼方に地球浮き |
5 | アイスクリームおいしくポプラうつくしく |
6 | 長き夜をたたる将棋の一ト手哉 |
7 | 栞して山家集あり西行忌 |
8 | 藍の花栞れば紅の失せにけり |
9 | 億年のなかの今生実南天 |
10 | 家毎に地球の人や天の川 |
11 | 夫にして悪友なりし榾を焼く |
12 | 晩夏光ナイフとなりて家を出づ |
13 | 霜きびし母娘こもれる深廂 |
14 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
15 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
16 | 喪服着て七夕竹の裏通る |
17 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
18 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
19 | 河童忌の日の当りゐるところかな |
20 | 灯台のように遠くて裸足です |
21 | 冷奴米寿の父の予定表 |
22 | 春星や女性浅間は夜も寝ねず |
23 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
24 | ひだり腕すこし長くて昼寝せり |
25 | 女吹かれ黒煙突から飢えはじまる |
26 | 地に埋没してゆく階段手すりの青空 |
27 | 志す普賢の上の鰯雲 |
28 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
29 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
30 | 鰯雲人を死なせてしまいけり |
31 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
32 | 空蝉に真昼の海が残っている |
33 | 好きなこに通草の秘密教えます |
34 | いちにち雨の流れた海港を身に湛える |
35 | この海に死ねば一生透きとおる |
36 | 人の死も今は遠くに海霞む |
37 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
38 | 春愁や犬は寝そべり鯉沈む |
39 | 舞姫はリラの花よりも濃くにほふ |
40 | 虫の声鼻の先まで木曽の闇 |
41 | からだの風景を鷹が舞っている |
42 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
43 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
44 | 耳の如くカンナの花は楽に向く |
45 | 秋立つや鐘をつかんとのけぞれる |
46 | 雨の日は傘の内なり愛国者 |
47 | 潮曇松の根方の花火殻 |
48 | 六月の馬上にのこる鞭の音 |
49 | はこべらや焦土のいろの雀ども |
50 | 秋の川真白な石を拾ひけり |
2024年9月26日 21時19分更新(随時更新中)