現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年6月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
2 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
3 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
4 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
7 | あるけばかつこういそげばかつこう |
8 | 水枕ガバリと寒い海がある |
9 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
10 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 光琳忌きららかに紙魚走りけり |
13 | 甲冑の古き空洞五月の夜 |
14 | ラグビーのジヤケツちぎれて闘へる |
15 | 夏芝居監持某出てすぐ死 |
16 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
17 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
18 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
19 | かやつり草笑みそめて嬰にえくぼ一つ |
20 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
21 | 子を殴ちしながき一瞬天の蝉 |
22 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
23 | 父の日を信濃へ越える切通し |
24 | ステテコや彼にも昭和立志伝 |
25 | かたつむり甲斐も信濃も雨のなか |
26 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
27 | 二人してしづかに泉よごしけり |
28 | 枯木立月光棒のごときかな |
29 | おるがんの鳴らぬ鍵ある夜学かな |
30 | 荒々と花びらを田に鋤き込んで |
31 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
32 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
33 | 猫太る夢に山河も冬枯れて |
34 | 海に出て木枯帰るところなし |
35 | もがり笛風の又三郎やあーい |
36 | 睡蓮の水に二時の日三時の日 |
37 | 心中に師なく弟子なくかすみけり |
38 | 土砂降りの映画にあまた岐阜提灯 |
39 | 樹海の果て白照るリーフ見ゆるのみ |
40 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
41 | 空空たれば漠漠たれば口あけている |
42 | 山吹の水を引きたる苗代田 |
43 | 紫陽花の紫紺をつくし竜飛岬 |
44 | 川幅に灰が舞いおる十三夜 |
45 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
46 | 一つ根に離れ浮く葉や春の水 |
47 | あをあをと空を残して蝶分れ |
48 | 山開きたる雲中にこころざす |
49 | 虫の夜の空気に少年の家あり |
50 | 呼んでいただく我名は澄子水に雲 |
2024年9月27日 05時57分更新(随時更新中)