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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2018年11月9日のデイリーキーワードランキング

1

生きるの大好き冬のはじめが春に似て
2

草紅葉詩のゆく果てをわれ知らぬ
3

外にも出よ触るるばかりに春の月
4

海に出て木枯帰るところなし
5

雲の峰いくつ崩れて月の山
6

せきをしてもひとり
7

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
8

赤い椿白い椿と落ちにけり
9

青蛙おのれもペンキぬりたてか
10

いくたびも雪の深さを尋ねけり
11

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
12

土手を外れ枯野の犬となりゆけり
13

霧月夜美して一夜ぎり
14

白牡丹といふといへども紅ほのか
15

炎天の遠き帆やわがこころの帆
16

七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ
17

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
18

秋蝶の驚きやすきつばさかな
19

階段を秋の途中と思うべし
20

み仏に美しきかな冬の塵
21

玫瑰や今も沖には未来あり
22

樫落葉天には住めぬさび色に
23

山桜雪嶺天に声もなし
24

万緑の中や吾子の歯生え初むる
25

讀初や讀まねばならぬものばかり
26

芋の露連山影を正しうす
27

ほろほろ酔うて木の葉ふる
28

鰯雲人に告ぐべきことならず
29

ミモーザを活けて一日留守にしたベッドの白く
30

天平のをとめぞ立てる雛かな
31

いつせいにきのこ隠るる茸狩
32

大佛の背山くすぐる春の飛機
33

我家まで月の一すぢ
34

時計草シルクロードの今・昔
35

熾る火に向かう面や薪能
36

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
37

秋の雲みづひきぐさにとほきかな
38

うしろ姿の時雨てゆくか
39

はつふゆという籠り音を愛すかな
40

秋立つや川瀬にまじる風の音
41

餅搗いて人待ちをれば時鳥
42

白藤や揺りやみしかばうすみどり
43

小流れに春足音の矍鑠す
44

鶏頭の十四五本もありぬべし
45

鬱塊の遊び出でたる海市かな
46

分け入つても分け入つても青い山
47

追憶の触れてはならぬ猫じゃらし
48

吊橋や百歩の宙の秋の風
49

橋ふたつ越えたあたりの薄暑光
50

大空に又わき出でし小鳥かな


2024年9月23日 06時52分更新(随時更新中)
 

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