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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2020年9月12日のデイリーキーワードランキング

1

この夜道誰かに逢はば雪女郎
2

絶えず人いこふ夏野の石一つ
3

すさまじや黙して語る楸邨碑
4

有為の山越え屠蘇の旨さかな
5

戦あり春満月の昇りくる
6

首吊りにみとれてガムを踏んじゃった
7

さるすべり美しかりき与謝郡
8

衣更へてより何事もおほざつぱ
9

春雨の衣桁に重し恋衣
10

師の句碑を守る句碑あり薮つばき
11

そは暗き海鳴りであり椋鳥乱舞
12

一束の菊の近事を虚言と聞く
13

佳境の椅子揺る鬼二つ秋まつり
14

せきをしてもひとり
15

一束の百合好きなのか嫌なのか
16

生きてあれ冬の北斗の柄の下に
17

苗代の密生密の密なるもの
18

秋の灯にひらがなばかり母へ文
19

鰯雲人に告ぐべきことならず
20

小春日や母にひとつの小引出し
21

雁やのこるものみな美しき
22

うたかたの夢の名残や春の雪
23

国勢調査記し整うはめ絵の辺
24

万緑の中や吾子の歯生え初むる
25

堂崩れ麦秋の天藍ただよふ
26

蠅帳をなつかしがりて蠅とまる
27

醫師去つて初霜の香の残りけり
28

雲の峰いくつ崩れて月の山
29

露の玉蟻たぢたぢとなりにけり
30

あいつぎて訃報のありし年暮るる
31

空つぽのこころは奈落もがり笛
32

滝落ちて群青世界とどろけり
33

溢るほど目薬をさすちちろの夜
34

藤棚に藤波なして返り咲き
35

人参の芯から一日始まれり
36

鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉
37

富士に添ふ雲の鯖とも鰯とも
38

乳房掠める北から流れてきた鰯
39

紅梅の紅の通へる幹ならん
40

大空に又わき出でし小鳥かな
41

サングラス掛けて妻にも行くところ
42

御灯明ここに小川の始まれり
43

ちるさくら海あをければ海へちる
44

凸凹の多き顔かな雪降り積む
45

天地ふとさかさまにあり秋を病む
46

照り昃る信濃つらぬく露軌条
47

蛇逃げて我を見し眼の草に残る
48

緑陰や輪ゴム千個に射抜かるる
49

ありがとうからさよならまでの櫻
50

定位置に夫と茶筒と守宮かな


2024年9月26日 10時32分更新(随時更新中)
 

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