現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年3月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 天仰ぎつづけて雛流れゆく |
2 | ひこばゆる木の名を知らず親不孝 |
3 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
6 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
7 | 大寒の一戸もかくれなき故郷 |
8 | 暑さぐもりのくるはぬさきを見さだめし |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
11 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
12 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
13 | 定型をはみ出す呼吸ひこばゆる |
14 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
15 | 凩の果はありけり海の音 |
16 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
17 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
18 | 立ち尿る農婦が育て麥青し |
19 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
20 | 我が声の吹き戻さるる野分かな |
21 | 生涯にかかる良夜の幾度か |
22 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
23 | 別るるや夢一筋の天の川 |
24 | 水枕ガバリと寒い海がある |
25 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
26 | 卵割るように銀河を渡りけり |
27 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
28 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
29 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
30 | 春の野へ乗って行こうか縄電車 |
31 | 大いなる春日の翼垂れてあり |
32 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
33 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
34 | 藍浴衣夜風自在に家通る |
35 | 魚の骨尖るは秋の名残かな |
36 | 喫泉に顔打たす人を裏切るべく |
37 | 重ね着の中に女のはだかあり |
38 | 黄落にかかわりもなく猫散歩 |
39 | 翅わつててんたう虫の飛びいづる |
40 | 秋風の吹きあたりゐる伊吹山 |
41 | おぼろめく月よ兵らに妻子あり |
42 | 銃口の位置定まりぬ曼珠沙華 |
43 | 叔父の僧姪の舞妓や大石忌 |
44 | 荒海や佐渡の風垣に灯の洩るる |
45 | 朝立や馬のかしらの天の川 |
46 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
47 | 永久凍土に原型の飯盒 |
48 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
49 | 木がらしや目刺にのこる海の色 |
50 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
2024年9月20日 13時50分更新(随時更新中)