現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年1月26日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
3 | 寒すみれ地球がゆるぶねと瞠る |
4 | 法医学・桜・暗黒・父・自涜 |
5 | 青丹よし寧楽の墨する福寿草 |
6 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 家康公逃げ廻りたる冬田打つ |
9 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
10 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | それぞれの部屋にこもりて夜の長き |
13 | 灯台のように遠くて裸足です |
14 | 大寒のここはなんにも置かぬ部屋 |
15 | 良寛堂ひとりやだれの杉鉄砲 |
16 | 性格が八百屋お七でシクラメン |
17 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
18 | ゆけむりの如くに蕎麦を掻きにけり |
19 | 裸木となり月光に手をつなぐ |
20 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
21 | 中年や遠くみのれる夜の桃 |
22 | よく眠る夢の枯野が青むまで |
23 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
24 | 陽へ病む |
25 | プリムラ並ぶ看護生徒のお辞儀並ぶ |
26 | 雷魚殖ゆ公魚などは悲しからん |
27 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
28 | 一人居の南瓜スープの濃くなりし |
29 | 歳時記と二十世紀を見渡しぬ |
30 | 水温むうしろに人のゐるごとし |
31 | 日常や椿一輪が重たし |
32 | 夏草に気罐車の車輪来て止る |
33 | 家毎に地球の人や天の川 |
34 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
35 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
36 | みんな夢雪割草が咲いたのね |
37 | 余り苗風を集めてゐたりけり |
38 | 去年今年貫く棒の如きもの |
39 | 凍鶴が羽根ひろげたるめでたさよ |
40 | 水枕ガバリと寒い海がある |
41 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
42 | 物種をにぎれば生命ひしめける |
43 | 読書するまに少年老いて草雲雀 |
44 | 襟巻の狐の顔は別にあり |
45 | 里山を映し早乙女待つばかり |
46 | 行けど行けど一頭の牛に他ならず |
47 | 青麦のたしかな大地子の背丈 |
48 | 落椿とはとつぜんに華やげる |
49 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
50 | 青芝に立ちてたしかな耳二つ |
2024年9月23日 21時00分更新(随時更新中)