現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年11月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | 海に出て木枯帰るところなし |
3 | ひらひらと月光降りぬ貝割菜 |
4 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
5 | 去年今年貫く棒の如きもの |
6 | ものの種にぎればいのちひしめける |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 五十鈴川に手を浸しゐる野分かな |
9 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
10 | 朴の花山姥ゐないゐないば |
11 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
12 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
13 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
14 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
15 | 水枕ガバリと寒い海がある |
16 | 凩や海に夕日を吹き落す |
17 | 教会の冷たき椅子を拭く仕事 |
18 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
19 | 穀雨来て村は一気に華やげり |
20 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
21 | 夏星や軍隊手帳のみ遺る |
22 | 方丈の大庇より春の蝶 |
23 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
24 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
25 | 芭蕉の碑冬を間近に尾花沢 |
26 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
27 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
28 | 四阿は木漏れ日の中池小春 |
29 | わがからだ焚火にうらおもてあぶる |
30 | 恋猫の恋する猫で押し通す |
31 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
32 | 蓑虫よ父よと鳴きて母もなし |
33 | あさがおの大輪今日も励めと言う |
34 | また一人落葉踏む音銀婚式 |
35 | 文芸に一世をかけし木の葉髪 |
36 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
37 | ところてん煙のごとく沈みをり |
38 | 秋灯や夫婦互に無き如く |
39 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
40 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
41 | 芋の露連山影を正しうす |
42 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
43 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
44 | クリオネの翼は春の天使かな |
45 | 馬酔木咲く丘は野となり丘となる |
46 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
47 | 牡丹焚く口紅薄すぎはせぬか |
48 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
49 | ゆく雁や此岸の鍵の揺れどほし |
50 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
2025年8月26日 23時39分更新(随時更新中)