現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年6月2日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 祭笛吹くとき男佳かりける |
4 | いなびかり北よりすれば北を見る |
5 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
6 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
7 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
8 | 浮草の流浪はじまるいま日の出 |
9 | こんなよい月を一人で見て寝る |
10 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
11 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
12 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
13 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
14 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
15 | この道の富士になりゆく芒かな |
16 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
17 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
18 | ところてん煙のごとく沈みをり |
19 | 雨男雨にうたえば雨蛙 |
20 | 運動会少女の腿の百聖し |
21 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
22 | ペダル踏み込んで五月を傾ぐなり |
23 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
24 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
25 | 雀隠れといへり日曜百姓は |
26 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
27 | 川底に蝌蚪の大国ありにけり |
28 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
29 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
30 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
31 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
32 | 舌先の尖る泰山木の花 |
33 | 紫は水に映らず花菖蒲 |
34 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
35 | あをがへる中途半端な未来都市 |
36 | おそるべき君等の乳房夏来る |
37 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
38 | 家々によき年寄りや瓜の花 |
39 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
40 | そよぎだす早苗田の青昼鏡 |
41 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
42 | 公達の尾を曵きずって日脚伸ぶ |
43 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
44 | 年金を木椅子の冷えにたしかめる |
45 | カフカカフェすぐりジュースと向き合えば |
46 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
47 | 七夕や短冊百枚あなたと書く |
48 | ヘヤピンの沈む防火用水走り梅雨 |
49 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
50 | 砂丘ただ炎ゆ異国の轍のふかく荒く |
2024年9月22日 04時03分更新(随時更新中)