現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年12月31日のデイリーキーワードランキング
1 | 年を以て巨人としたり歩み去る |
2 | 除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり |
3 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
4 | ああ小春我等涎し涙して |
5 | 天の川鷹は飼はれて眠りをり |
6 | 中年や遠くみのれる夜の桃 |
7 | 山又山山桜又山桜 |
8 | みづうみのみなとのなつのみじかけれ |
9 | たはぶれに美僧をつれて雪解野は |
10 | 街はまつりお骨となつて帰られたか |
11 | 寒卵どの曲線もかへりくる |
12 | 糸桜ほころび空気色めけり |
13 | 今日よりも明日が好きなりソーダ水 |
14 | 寒鯉はしづかなるかな鰭を垂れ |
15 | さくらさくら身の内の風荒ぶれり |
16 | ものの種にぎればいのちひしめける |
17 | 狐の剃刀わが名呼ばれぬうちに |
18 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
19 | 五十年田を慈しめり石蕗の花 |
20 | 春眠や底のぬけたる砂時計 |
21 | 大賢は大愚に似たり生身魂 |
22 | 入学の吾子人前に押し出だす |
23 | 皀角子の実が鳴る戦中戦後胸中に |
24 | つまみたる夏蝶トランプの厚さ |
25 | 炎帝肩に旅の終りの男伊達 |
26 | 親離れしてゆく子らの背 花吹雪 |
27 | 寒牡丹愛らし夫との縁かな |
28 | 露更けし星座ぎっしり死すべからず |
29 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
30 | 如月のフランスパンを振ってみん |
31 | 元日の日があたりをり土不踏 |
32 | み仏に美しきかな冬の塵 |
33 | 天瓜粉しんじつ吾子は無一物 |
34 | 丸腰の兜太が行くぞ福寿草 |
35 | 短日やされどあかるき水の上 |
36 | 玻璃越しに春陰の夜叉覗くなり |
37 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
38 | これよりは良寛さんと喜寿の春 |
39 | せきをしてもひとり |
40 | 吹越に大きな耳の兎かな |
41 | 歩み来し人麦踏をはじめけり |
42 | 昼顔のほとりによべの渚あり |
43 | 芥川龍之介佛大暑かな |
44 | 寂しさを募らせるごと枯銀杏 |
45 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
46 | 夕顔の一つの花に夫婦かな |
47 | 正月の雪真清水の中に落つ |
48 | 冬雨にずぶ濡れて柔らかし |
49 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
50 | 鮎落ちて美しき世は終りけり |
2024年9月26日 11時47分更新(随時更新中)