現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年7月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
3 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
4 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
5 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
6 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
7 | せきをしてもひとり |
8 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
9 | ある日幹に白糸曳いて兜虫 |
10 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
11 | あるけばかつこういそげばかつこう |
12 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
13 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
14 | あるけばきんぽうげすわればきんぽうげ |
15 | 蛇逃げて我を見し眼の草に残る |
16 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
17 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
18 | ある日妻ぽとんと沈め水中花 |
19 | ある日全課員白い耳栓こちら向きに |
20 | 芋の露連山影を正しうす |
21 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
22 | 鉈かたかた雪根開きの父帰る |
23 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
24 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
25 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
26 | 雪の山山は消えつつ雪ふれり |
27 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
28 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
29 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
30 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
31 | 入れものが無い両手で受ける |
32 | 今思へば皆遠火事のごとくなり |
33 | ものの種にぎればいのちひしめける |
34 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
35 | 散るさくら孤独はいまにはじまらず |
36 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
37 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
38 | 七月の青嶺まぢかく熔鑛炉 |
39 | 寒昴たれも誰かのただひとり |
40 | 在ることが只今の用桃の花 |
41 | ちるさくら海あをければ海へちる |
42 | 太陽の出でて没るまで青岬 |
43 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
44 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
45 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
46 | 戦争と畳の上の団扇かな |
47 | 別るるや夢一筋の天の川 |
48 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
49 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
50 | 星空へ店より林檎あふれをり |
2024年9月26日 21時43分更新(随時更新中)