現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年10月16日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | かたまつて薄き光の菫かな |
3 | ほんの少し家賃下りぬ蜆汁 |
4 | ちるさくら海あをければ海へちる |
5 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
6 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
7 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
8 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
9 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
10 | 石蕗咲くや熟年の日々逃げやすき |
11 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
12 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
13 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
14 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
15 | 咲きいづるや桜さくらと咲きつらなり |
16 | 海に出て木枯帰るところなし |
17 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
18 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
19 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
20 | 蓮根掘る観音さまの雲に乗り |
21 | 方丈の大庇より春の蝶 |
22 | 一葉の心の秘密秋惜しむ |
23 | たとふれば独楽のはじける如くなり |
24 | ある闇は蟲の形をして哭けり |
25 | 幻の女とゆく夜の花八ツ手 |
26 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
27 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
28 | 誰彼もあらず一天自尊の秋 |
29 | ものの種にぎればいのちひしめける |
30 | うしろ姿の時雨てゆくか |
31 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
32 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
33 | すべて女の死者とおり過ぐわが海市 |
34 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
35 | 形なき子を連れあそぶ秋の山 |
36 | コンサートの余韻初咲き白椿 |
37 | 柿もぐや殊にもろ手の山落暉 |
38 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
39 | 時鳥女はものの文秘めて |
40 | てふてふひらひらいらかをこえた |
41 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
42 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
43 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
44 | 春愁の猫が集まるモーツアルト |
45 | 有る程の菊抛げ入れよ棺の中 |
46 | あやまちはくりかへします秋の暮 |
47 | 口々に都をどりはヨーイヤサー |
48 | 何もかもあつけらかんと西日中 |
49 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
50 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
2024年9月21日 12時57分更新(随時更新中)