現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年6月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
2 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | あるけばかつこういそげばかつこう |
5 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
6 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
7 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
8 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
9 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
10 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 妻よおまえはなぜこんなにかわいんだろうね |
13 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
14 | 行々子いつも水漬きし屍かな |
15 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
16 | 颱風や守宮は常の壁を守り |
17 | ちるさくら海あをければ海へちる |
18 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
19 | 無礼なる妻よ毎日馬鹿げたものを食わしむ |
20 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
21 | 貧交の誰彼とほし春の雁 |
22 | 桃咲くやすぐに忘れる他人の死 |
23 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
24 | やつぱり一人がよろしい雑草 |
25 | 芋の露連山影を正しうす |
26 | おにはにはにはにはとりがゐるはるは |
27 | 赤い犀車に乗ればはみだす角 |
28 | 除夜の湯に肌触れあへり生くるべし |
29 | 家毎に地球の人や天の川 |
30 | 銃さげし少年匂ふ冬の磯 |
31 | 草たけて紫華鬘色うすし |
32 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
33 | 空蝉に真昼の海が残っている |
34 | 仏性は白き桔梗にこそあらめ |
35 | 草なびく月も虚空に吹かれ出て |
36 | 限りなく降る雪何をもたらすや |
37 | うどん供へて母よ、わたしもいただきまする |
38 | 胸抱いて寝るさが月に吠えるさが |
39 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
40 | 青田行く新幹線は銀の針 |
41 | 胸中に刺客つぶやく夜のらつせる |
42 | 重ね着の中に女のはだかあり |
43 | 男根担ぎ仏壇峠越えにけり |
44 | 雪残る頂き一つ国境 |
45 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
46 | 山茶花やいくさに敗れたる国の |
47 | 草が生え濡れはじめたる春の寺 |
48 | 母死ぬと誰かれとなく飴の匂い |
49 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
50 | 草に音立てゝ雨来る秋燕 |
2024年9月21日 17時09分更新(随時更新中)