現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年12月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 家毎に地球の人や天の川 |
2 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
3 | 去年今年貫く棒の如きもの |
4 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
5 | 本読めば本の中より虫の声 |
6 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
7 | 六道のどの道をいま春の泥 |
8 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
9 | セレベスに女捨てきし畳かな |
10 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
11 | 春風や碁盤の上の置き手紙 |
12 | 寒灯や身に古る月日あきらかに |
13 | 照り返えす過去黍畑に雄の馬 |
14 | 他郷にて駅の煖炉にすぐ寄らず |
15 | 子の皿に塩ふる音もみどりの夜 |
16 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
17 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
18 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
19 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
20 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
21 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
22 | 元日の人通りとはなりにけり |
23 | 男根担ぎ仏壇峠越えにけり |
24 | 歳時記と二十世紀を見渡しぬ |
25 | わが宿のいささ群竹酔ふ日かも |
26 | 水温むうしろに人のゐるごとし |
27 | 笹鳴やつゝがなき日の衣を縫ふ |
28 | 已むを得ず日本に住みて梅雨深し |
29 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
30 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
31 | 海神 の彫琢の作栄螺置く |
32 | 色々の人々のうちにきえてゆくわたくし |
33 | 影ばかり背梁山脈の獅子舞 |
34 | やらふべき心の鬼も老いにけり |
35 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
36 | 年賀やめて小さくなりて籠りをり |
37 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
38 | 漁り火の色も凍ると書き送る |
39 | 空蝉に真昼の海が残っている |
40 | 禽獣とゐて魂なごむ寒日和 |
41 | そくばくの余命を惜しみ寒灸 |
42 | 土曜日の王国われを刺す蜂いて |
43 | 地の底の燃ゆるを思へ去年今年 |
44 | もの置かぬ秋の机を憶ひけり |
45 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
46 | 地に埋没してゆく階段手すりの青空 |
47 | しあわせに目もあけられず花吹雪 |
48 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
49 | 桑解けば雪嶺春をかゞやかす |
50 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
2024年9月20日 17時56分更新(随時更新中)