現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年1月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 去年今年貫く棒の如きもの |
2 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
3 | 春あさし人のえにしの絶つがたく |
4 | 羽子板は祖母よりのもの三番叟 |
5 | 初暦知らぬ月日は美しく |
6 | のうぜんの花のかるさに頼みごと |
7 | 初詣響く太鼓の音清か |
8 | 初夢や貰ひて困る城一つ |
9 | 年迎ふ鈴を惜まず三番叟 |
10 | その冬木誰も瞶めては去りぬ |
11 | 夏炉ありほそぼそとしてわがたつき |
12 | ひたすらに風が吹くなり大旦 |
13 | この道しかない春の雪ふる |
14 | 宝船皺寄つてゐる目覚めかな |
15 | 月近く擬宝珠の花頭踏む |
16 | 元旦や暗き空より風が吹く |
17 | 餅も好き酒もすきなりけさの春 |
18 | 冬の水一枝の影も欺かず |
19 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
20 | 元日やふどしたたんで枕上ミ |
21 | 紅葉散る地蔵ひたすら真顔なり |
22 | 水枕ガバリと寒い海がある |
23 | かわかわと大きくゆるく寒鴉 |
24 | 裏山に初東雲の蒼からむ |
25 | 防人の妻戀ふ歌や磯菜摘む |
26 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
27 | 初湯出て青年母の鏡台に |
28 | ななかまど蝦夷の妻のかんざしに |
29 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
30 | 鍬始め地下足袋の跡ふんわりと |
31 | ひたひたと寒九の水や廚甕 |
32 | 梟よ山に夕日がいま落ちる |
33 | 死際の顎ぬくとしやお元日 |
34 | オリオンの盾新しき年に入る |
35 | 人の世の迷路に正月飾りかな |
36 | 沈黙も言葉のひとつ青りんご |
37 | ななかまど風通しのよい佳言かな |
38 | 狐火に土瓶の口を向けておく |
39 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
40 | ものの種にぎればいのちひしめける |
41 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
42 | 日蔽やキネマの衢鬱然と |
43 | 立山のかぶさる町や水を打つ |
44 | 沈黙に飽きてため息寒蜆 |
45 | 梅林や超低空で飛ぶにわとり |
46 | いつせいに柱の燃ゆる都かな |
47 | 秋の蛇去れり一行詩のごとく |
48 | 二月礼者吊橋渡りやつて来し |
49 | 葉牡丹のように軋み眠る古里 |
50 | 枕三つ叩いて寝れば宝船 |
2024年9月23日 01時41分更新(随時更新中)