現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年5月9日のデイリーキーワードランキング
1 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
2 | 牡丹百二百三百門一つ |
3 | 山又山山桜又山桜 |
4 | ちるさくら海あをければ海へちる |
5 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
6 | 摘草の人また立ちて歩きけり |
7 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
8 | 遊びたる鶴うつりたる自動ドア |
9 | 夕潮の紺や紫紺や夏果てぬ |
10 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
11 | 雪霏々と舷梯のぼる眸濡れたり |
12 | 子の皿に塩ふる音もみどりの夜 |
13 | 海に出て木枯帰るところなし |
14 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
15 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
16 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
17 | 蛇殴ちし人の佇ちゐる奥座敷 |
18 | うちつけて卵の頭蓋割る晩夏 |
19 | 去りゆきし春を種火のごと思ふ |
20 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
21 | 蛙の目越えて漣又さざなみ |
22 | てのひらに落花とまらぬ月夜かな |
23 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
24 | 嗚呼神様オリンピックの冬の陣 |
25 | 傷舐めて母は全能桃の花 |
26 | したたかに水をうちたる夕ざくら |
27 | 障子しめて四方の紅葉を感じをり |
28 | ああみんなわかものなのだ天の川 |
29 | 日本に俳諧ありて亀鳴きぬ |
30 | 限りなく降る雪何をもたらすや |
31 | 前の世のその前の世は沙羅双樹 |
32 | 聞き役が上手になりて日向ぼこ |
33 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
34 | ああと言ふもあつと思ふも秋の風 |
35 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
36 | 酔ざめや髪を眠らす指の冷え |
37 | ふとアイスクリームといふことばいで |
38 | 水草生ふ後朝のうた昔より |
39 | 弟の手紙林檎の熟れる部屋 |
40 | 新樹光老いゆく夫の背に注ぐ |
41 | ああ弥生ばらまかれたる焼夷弾 |
42 | 四、五人の話の中へ初燕 |
43 | 四頭の雄馬と烈女白鳥座 |
44 | アイスクリームに厚き外套脱ぎ給へ |
45 | 青天や白き五弁の梨の花 |
46 | 瞑りて薔薇千本の香の呪縛 |
47 | 初夏の街角に立つ鹿のごと |
48 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
49 | らあめんのひとひら肉の冬しんしん |
50 | そもそものはじめは紺の絣かな |
2024年9月20日 11時26分更新(随時更新中)