現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年4月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
3 | 家々や菜の花いろの燈をともし |
4 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
5 | 清明や街道の松高く立つ |
6 | 倒・裂・破・崩・礫の街寒雀 |
7 | せきをしてもひとり |
8 | 老松に一笛ひびく能始 |
9 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
10 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
11 | 謎解けるまでのめり込む雪柳 |
12 | くれなゐの色を見てゐる寒さかな |
13 | 兎追ひし山こそ思へ葛の花 |
14 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
15 | ちるさくら海あをければ海へちる |
16 | 桜蕊降る少年の深き眉 |
17 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
18 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
19 | 春の星こんなに人が死んだのか |
20 | 山窪は蜜柑の花の匂ひ壺 |
21 | この道の富士になりゆく芒かな |
22 | 芝桜色鉛筆の走り出す |
23 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
24 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
25 | チョコレート工場へ落花ひとしきり |
26 | 万緑の奥なり帰還困難区 |
27 | 若き日の 八衢おもへ夜の辛夷 |
28 | わが影の吹かれて長き枯野かな |
29 | 語らいは遠き日のこと母子草 |
30 | 葦の穂や滑走路昃り吾等帰る |
31 | 沙羅の花捨身の落花惜しみなし |
32 | 天空のほくろとなりし揚雲雀 |
33 | 鵺あちこち瞳のなかを星に塗る |
34 | 嫁が君渡世は意外に簡単だ |
35 | 清明の無傷の空を眩しめり |
36 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
37 | 時の日の気長に待ちぬ昇降機 |
38 | 拔け道にしつかり根付く母子草 |
39 | 灰のように鼬のように桜騒 |
40 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
41 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
42 | 盆堤灯の影はこの世の側にゐる |
43 | 桐の花ここから先は神隠し |
44 | 瓢箪の涯を見たるくびれかな |
45 | 生涯は一度落花はしきりなり |
46 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
47 | チュウリップ首あげ雲と語りおり |
48 | ミス卑弥呼準ミス卑弥呼桜咲く |
49 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
50 | 鷹鳩と化すコーヒーの紙コップ |
2025年8月29日 02時39分更新(随時更新中)