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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2011年11月21日のデイリーキーワードランキング

1

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
2

闘鶏の眼つぶれて飼はれけり
3

願ひ事なくて手古奈の秋淋し
4

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
5

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
6

遠山に日の当りたる枯野かな
7

流れ行く大根の葉の早さかな
8

桐一葉日当りながら落ちにけり
9

春浅き水を渉るや鷺一つ
10

初空や大悪人虚子の頭上に
11

春風や闘志いだきて丘に立つ
12

隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな
13

ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう
14

鷹のつらきびしく老いて哀れなり
15

白牡丹といふといへども紅ほのか
16

冬蜂の死にどころなく歩きけり
17

をりとりてはらりとおもきすすきかな
18

みんな夢雪割草が咲いたのね
19

秋の航一大紺円盤の中
20

赤い椿白い椿と落ちにけり
21

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
22

手鞠唄かなしきことをうつくしく
23

鶏頭の十四五本もありぬべし
24

蝉時雨子は擔送車に追ひつけず
25

少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ
26

春や昔十五万石の城下哉
27

山国の蝶を荒しと思はずや
28

ピストルがプールの硬き面にひびき
29

滝落ちて群青世界とどろけり
30

この道しかない春の雪ふる
31

土手を外れ枯野の犬となりゆけり
32

柊の花一本の香りかな
33

結城着て論語集解読み始め
34

去年今年貫く棒の如きもの
35

降る雪や明治は遠くなりにけり
36

空は太初の青さ妻より林檎うく
37

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
38

ふりむかぬ大勢に射す春の日矢
39

沙羅の花捨身の落花惜しみなし
40

襟巻の狐の顔は別にあり
41

月光にいのち死にゆくひとと寝る
42

万緑の中や吾子の歯生え初むる
43

いくたびも雪の深さを尋ねけり
44

風鈴の空は荒星ばかりかな
45

花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ
46

雪催ひひそかに羅漢の大欠伸
47

天寿とは昼寝の覚めぬ御姿
48

百代の過客しんがりに猫の子も
49

釣人の影消されゆく冬至かな
50

この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉


2024年4月24日 22時47分更新(随時更新中)
 

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