現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年8月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 八月や六日九日十五日 |
2 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
3 | おそるべき君等の乳房夏来る |
4 | 炎天より僧ひとり乗り岐阜羽島 |
5 | この道の富士になりゆく芒かな |
6 | 少年ありピカソの青のなかに病む |
7 | 初雁のまぎれなかれし夜の雨 |
8 | 不退転西風の中西風となり |
9 | ひこばゆる木の名を知らず親不孝 |
10 | 炎天のかすみをのぼる山の鳥 |
11 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
12 | 手をあげて足をはこべば阿波踊 |
13 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
14 | 茎右往左往菓子器のさくらんぼ |
15 | 子燕のこぼれむばかりこぼれざる |
16 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
17 | 誘蛾灯迷い一瞬にして叶う |
18 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
19 | 炎天を来て燦然と美人たり |
20 | 緑蔭や矢を獲ては鳴る白き的 |
21 | 懐旧の母の情けや盆の月 |
22 | おびただしき靴跡雪に印し征けり |
23 | 気絶して千年氷る鯨かな |
24 | 重ね着の中に女のはだかあり |
25 | 己が影を慕うて這へる地虫かな |
26 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
27 | 檻の鷲寂しくなれば羽搏つかも |
28 | 荼毘に付す山懐の万緑に |
29 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
30 | 曼珠沙華刈りをり骨の音幽か |
31 | 朝焼の雲海尾根を溢れ落つ |
32 | 炎天を泣きぬれてゆく蟻のあり |
33 | ものの種にぎればいのちひしめける |
34 | 赤ん坊の蹠まつかに泣きじやくる |
35 | 産むというおそろしきこと青山河 |
36 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
37 | 万歳に抵抗母の日なりけり |
38 | 原野まで春夕焼を然らしむ |
39 | 彼一語我一語秋深みかも |
40 | しんがりに始祖鳥のいる冬の景 |
41 | ルノアルの女に毛糸編ませたし |
42 | 一房の葡萄の重み子に頒つ |
43 | 渚澄むパンツ脱ぐ青年が映る |
44 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
45 | 梁の自在の卍鳥雲に |
46 | 大榎飛燕かすめて父祖をかすめる |
47 | 山又山山桜又山桜 |
48 | 天地水明あきあきしたる峠の木 |
49 | 蟻の列しづかに蝶をうかべたる |
50 | 桃頒つこれより柔かくは持てず |
2024年9月27日 03時18分更新(随時更新中)