現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年6月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
2 | そよそよと言葉とことば関係す |
3 | 七月の青嶺まぢかく熔鑛炉 |
4 | 倒・裂・破・崩・礫の街寒雀 |
5 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
6 | ある日幹に白糸曳いて兜虫 |
7 | 花の下揃ひて箸を割りにけり |
8 | 眼をとぢて佛とおなじ薫風裡 |
9 | 紅梅の紅の通へる幹ならん |
10 | 帰らむに藺田の稲妻つづくなり |
11 | 猫柳タンゴの曲の流れ来る |
12 | どの家にも修羅一人あり墓洗ふ |
13 | 月の王みまかりしより国亡ぶ |
14 | 戸の内の雛の迎えや同志会 |
15 | 昼寝覚め再生紙のようにいる |
16 | わたくしは辶に首萱野を分け |
17 | 山吹や根雪の上の飛騨の径 |
18 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
19 | 里若葉旅立ちの子らに手を振りて |
20 | さびしさに蛇や蜻蛉を生んでみる |
21 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
22 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
23 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
24 | 雄鹿の前吾もあらあらしき息す |
25 | 風垣や海蝕せめる蜑の墓地 |
26 | 苗代寒さそへる雨となりにけり |
27 | 畑大根皆肩出して月浴びぬ |
28 | 駒ケ岳凍てて巌を落しけり |
29 | 熊は爪研ぎ楢は樹齢を重ねたり |
30 | 螢獲て少年の指みどりなり |
31 | 山桃の日陰と知らで通りけり |
32 | 逃げ水のすべて出雲にあつまれり |
33 | われ病めり今宵一匹の蜘蛛も宥さず |
34 | 春紅葉昔乙女の声華やぐ |
35 | 雨音のつぶてとなりて春嵐 |
36 | 龍舌蘭天高く咲き人慰やす |
37 | 牡丹百二百三百門一つ |
38 | 天日も鬣吹かれ冬怒濤 |
39 | ちるさくら海あをければ海へちる |
40 | 鮎食うて月もさすがの奥三河 |
41 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
42 | 掃除機がかならずぶつかるみかん箱 |
43 | 金魚田のさまざまな影さかしまに |
44 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
45 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
46 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
47 | 古手拭蟹のほとりに置きて糞る |
48 | 雪残る頂き一つ国境 |
49 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
50 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
2024年9月23日 04時00分更新(随時更新中)