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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2012年7月1日のデイリーキーワードランキング

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ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
2

薄氷の吹かれて端の重なれる
3

水の地球すこしはなれて春の月
4

戦争が廊下の奥に立つてゐた
5

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
6

いなびかり北よりすれば北を見る
7

暗黒や関東平野に火事一つ
8

日と月のごとく二輪の寒椿
9

半夏生ゴッホ展出てよりの難聴
10

半夏生鰭長き魚切らるるよ
11

金剛の露ひとつぶや石の上
12

赤い椿白い椿と落ちにけり
13

滝落ちて群青世界とどろけり
14

母の日のてのひらの味塩むすび
15

をりとりてはらりとおもきすすきかな
16

相ふれてひそやかにあり暁の蝶
17

あの世へも顔出しにゆく大昼寝
18

きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり
19

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
20

浴衣着て少女の乳房高からず
21

根開きの空ふかぶかと鳶の笛
22

跳箱の突手一瞬冬が来る
23

こんなよい月を一人で見て寝る
24

青蛙おのれもペンキぬりたてか
25

かりかりと蟷螂蜂の皃を食む
26

蟻穴を出て地歩くや東大寺
27

分水嶺発しゆくもの柿に会え
28

睡蓮のほとり明るしこぬか雨
29

軍隊の近づく音や秋風裡
30

病棟に仕掛けられたる濃紫陽花
31

叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉
32

しつかりと降りしつかりと梅雨晴間
33

百色を使い果せり濃紫陽花
34

山陰や一村暮るゝ麻畠
35

雲海やよろずの神の通るみち
36

ビル街に水の流れや半夏生
37

詫助の白もて仏もてなさん
38

夕茜どこから来たの赤トンボ
39

七色の闇を踏みたる素足こそ
40

梅雨夕焼だんだん怖き童唄
41

横顔に話しかけてる月夜かな
42

わが恋は人とる沼の花菖蒲
43

双腕はさびしき岬百合を抱く
44

青田風入れて仏壇荘厳す
45

海峡を焦がしとうもろこしを焼く
46

春や昔十五万石の城下哉
47

老若を問はぬ未来図秋澄めり
48

針のめど一度に通り涼しかり
49

梅雨出水街路ひとときネオン川
50

青いセロファンに巻かれて 月夜の鳥


2024年9月20日 16時55分更新(随時更新中)
 

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