現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年10月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
2 | 皓として臥すのみの父野分中 |
3 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
4 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
7 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
8 | 相姦の松の枝ぶり十三夜 |
9 | 十三夜みごもらぬ妻したがへて |
10 | 彼一語我一語秋深みかも |
11 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
12 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
13 | ラグビーの頬傷ほてる海見ては |
14 | 愛咬のまま陸前の月夜茸 |
15 | 思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇 |
16 | 雪山の朝日に顔の力拔く |
17 | 牛憂う九月の河へ尻を向け |
18 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
19 | 火と話し水と話して冬ごもり |
20 | 少年ありピカソの青のなかに病む |
21 | 海に出て木枯帰るところなし |
22 | 悪相の魚は美味し雪催 |
23 | 小春日の母の心に父住める |
24 | 破れ芭蕉未完の男手をひろげ |
25 | ひとり膝を抱けば秋風また秋風 |
26 | 蜩といふ名の裏山をいつも持つ |
27 | とらへたる柳絮を風に戻しけり |
28 | 七生七たび君を娶らん 吹雪くとも |
29 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
30 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
31 | 種蒔ける者の足あと洽しや |
32 | 砲丸のドスンと寒の明けにけり |
33 | ねぶた絵の女がひとり雪下す |
34 | あかあかと天地の間の雛納 |
35 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
36 | よく眠る夢の枯野が青むまで |
37 | 筋なして風の落ち込む芒原 |
38 | ままごとの飯もおさいも土筆かな |
39 | あざやかに昃るを秋の喪としたり |
40 | 谷に鯉もみ合う夜の歓喜かな |
41 | 萩の風何か急かるる何ならむ |
42 | 竜貞の石頭あり野の昼月 |
43 | 活きた目をつつきに来るか蝿の声 |
44 | 春潮は裂け巖々は相擁す |
45 | 立冬の水にしばらく山うつる |
46 | 水飯のごろごろあたる箸の先 |
47 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
48 | 麦の穂の焦がるるなかの流離かな |
49 | すぐ氷る木賊の前のうすき水 |
50 | いなびかり北よりすれば北を見る |
2024年4月25日 10時00分更新(随時更新中)