現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年1月31日のデイリーキーワードランキング
1 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
2 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
3 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
4 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
5 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
6 | 籐椅子になびく隣家の薄煙り |
7 | 籐椅子に揺れてうたたね鼻眼鏡 |
8 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
9 | 籘椅子を出羽三山の前に置く |
10 | せきをしてもひとり |
11 | 昼酒の昼幽かりし酔芙蓉 |
12 | 籘寝椅子灯りて暮れぬ海がある |
13 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
14 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
15 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
16 | 廃屋になだれて柿の黄金なす |
17 | 今日からは裏方となり聞く初音 |
18 | おそるべき君等の乳房夏来る |
19 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
20 | 塩田に百日筋目つけ通し |
21 | 水枕ガバリと寒い海がある |
22 | 日脚伸ぶ駿馬を磨く調教師 |
23 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
24 | 本読めば本の中より虫の声 |
25 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
26 | 木曽川の今こそ光れ渡り鳥 |
27 | 八雲わけ大白鳥の行方かな |
28 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
29 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
30 | 長電話場所を移して冬ぬくし |
31 | 寒梅にうなづきながら老夫婦 |
32 | オリオンの盾新しき年に入る |
33 | 日脚伸ぶ縁に差し込む陽のぬくみ |
34 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
35 | 二月礼者吊橋渡りやつて来し |
36 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
37 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
38 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
39 | あきくさをごつたにつかね供へけり |
40 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
41 | しんしんと寒さがたのし歩みゆく |
42 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
43 | よろよろと棹がのぼりて柿挟む |
44 | 煮凝りの中に沈んでいる昭和 |
45 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
46 | またもとのおのれにもどり夕焼中 |
47 | 壮行や深雪に犬のみ腰をおとし |
48 | 三叉路の一つは海へ青胡桃 |
49 | 寒明けの日矢の眩しき門を出づ |
50 | 老境の静謐といふ梅日和 |
2025年8月26日 11時50分更新(随時更新中)