現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年1月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
2 | ものの種にぎればいのちひしめける |
3 | あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ |
4 | この道しかない春の雪ふる |
5 | 紅葉明るし手紙よむによし |
6 | 五十八階全階の秋灯 |
7 | するすると岩をするすると地を蜥蜴 |
8 | 夕ごころはなやぎ迎ふ二星かな |
9 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
10 | 春の野へ乗って行こうか縄電車 |
11 | あさまらのめでたき春となりにけり |
12 | 月夜の葦が折れとる |
13 | 浜なしのくらつとゆれるまくれなゐ |
14 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
15 | 倒・裂・破・崩・礫の街寒雀 |
16 | 凩や海に夕日を吹き落す |
17 | 黄泉に来てまだ髪梳くは寂しけれ |
18 | 一日もの云はず蝶の影さす |
19 | 菜の花や小学校の昼餉時 |
20 | 銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく |
21 | 初富士の大きかりける汀かな |
22 | 蛍獲て少年の指みどりなり |
23 | 天平のをとめぞ立てる雛かな |
24 | 泉のごとくよき詩をわれに湧かしめよ |
25 | 月光に深雪の創のかくれなし |
26 | 妻の背のいよ丸くして栗おこわ |
27 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
28 | 春風を聴き俳諧の種とせむ |
29 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
30 | 見慣れたる枯野を今日も眺めけり |
31 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
32 | 一輪の花となりたる揚花火 |
33 | 枯葉踏む回想とは遠い饒舌 |
34 | つゆくさと瞬きあえばちいさき身 |
35 | 風上に白鳥あそび年立てり |
36 | 初暦知らぬ月日は美しく |
37 | 万物の一塵として年迎ふ |
38 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
39 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
40 | 一切の行蔵寒にある思ひ |
41 | 枯るる貧しさ厠に妻の尿きこゆ |
42 | 星祭り金釘文字の願い事 |
43 | わが弾くに耕す土の響きかな |
44 | 立冬のことに草木のかがやける |
45 | 神慮今鳩をたたしむ初詣 |
46 | 蚤の市アンダルシアの五月かな |
47 | 野菊より霧たちのぼる屋島かな |
48 | 藪椿あの日も母が居た方位 |
49 | 大涛にをどり現れ初日の出 |
50 | おぼろ夜のかたまりとしてものおもふ |
2024年9月21日 21時12分更新(随時更新中)