現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年5月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
2 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
3 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
4 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
5 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
6 | 牡丹百二百三百門一つ |
7 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
8 | 星空へ店より林檎あふれをり |
9 | 海に出て木枯帰るところなし |
10 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
11 | ものの種にぎればいのちひしめける |
12 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
13 | 春暁や水ほとばしり瓦斯燃ゆる |
14 | 入れものが無い両手で受ける |
15 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
16 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
17 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
18 | 父といふ世に淡きもの桜満つ |
19 | 一歩前へ出て雪山をまのあたり |
20 | 新秋や瓢の笛吹く素老人 |
21 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
22 | そら豆はまことに青き味したり |
23 | 北風吹くや一つ目小僧蹤いてくる |
24 | 待てど来ずライターで焼く月見草 |
25 | 我が声の吹き戻さるる野分かな |
26 | ねこじゃらし誰か遊んでくれないか |
27 | 春雨のわれまぼろしに近き身ぞ |
28 | われ病めり今宵一匹の蜘蛛も宥さず |
29 | 一日もの云はず蝶の影さす |
30 | 語らねばただの石塊川涸るる |
31 | おもざしの風にあふれてところてん |
32 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
33 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
34 | 陽の生るる峡御降の生るる峡 |
35 | 紅梅や枝々は空奪いあひ |
36 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
37 | 赤とんぼ昭和の石をつかみけり |
38 | ほうたるの一つが蹤いてきてくれる |
39 | 生命と云う時間ください花万朶 |
40 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
41 | うつろの心に眼が二つあいてゐる |
42 | アイスホッケー眉間の傷を勲章に |
43 | 下り来し山を隠して吹雪きけり |
44 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
45 | 若鮎の二手になりて上りけり |
46 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
47 | 手を振れば千の手が振る桜の夜 |
48 | 桐の実の空を鳴らして暮れゆけり |
49 | 次の間にときどき滝をかけておく |
50 | 遠嶺より日あたつてくる鴨の水 |
2024年5月5日 07時17分更新(随時更新中)