現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年3月31日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆるやかに坂はつづいて梅の宮 |
2 | 髪刈つて子に高き空亡父の声 |
3 | 髪切って立春の日の一歩かな |
4 | 節分の鬼やさしくて持て成しぬ |
5 | 春めくや手にまろやかな川の石 |
6 | もろもろの木に降る春の霙かな |
7 | この道しかない春の雪ふる |
8 | 死にたれば人来て大根煮きはじむ |
9 | 遠足や出羽の童に出羽の山 |
10 | 父といふ世に淡きもの桜満つ |
11 | 重ね着の中に女のはだかあり |
12 | すみれ踏みしなやかに行く牛の足 |
13 | 眼光の鋭き大阿御修法了ゆ |
14 | 花筏やぶつて鳰の顔のぞく |
15 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
16 | 授からぬ娘の黒髪に紅椿 |
17 | 涙なし蝶かんかんと触れ合いて |
18 | したたかに水をうちたる夕ざくら |
19 | ああみんなわかものなのだ天の川 |
20 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
21 | ついと来た鶲大雪凌いでた |
22 | 朝寝せり孟浩然を始祖として |
23 | 夏草や土偶の乳房ぬれてあり |
24 | あさまらのめでたき春となりにけり |
25 | あらぬところに紙カイロ移動せる |
26 | ああ大和にし白きさくらの寝屋に咲きちる |
27 | 花浴びの童が忽と仏弟子 |
28 | 一つ根に離れ浮く葉や春の水 |
29 | ちるさくら海あをければ海へちる |
30 | 三月やモナリザを売る石畳 |
31 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
32 | 幾鉈を受けて仏の笑み給ふや |
33 | 雄鹿の前吾もあらあらしき息す |
34 | 易々と還暦通過 東天紅 |
35 | ああ弥生ばらまかれたる焼夷弾 |
36 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
37 | 降る雪に胸飾られて捕へらる |
38 | 春の陽の海を離るるひとゆらぎ |
39 | 墓のうらに廻る |
40 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
41 | 昼寝ざめ剃刀研ぎの通りけり |
42 | 鳥わたるこきこきこきと罐切れば |
43 | 遠景はいつも幼年いわし雲 |
44 | ひく波の跡美しや桜貝 |
45 | 愛と云ふ一字に盡きて去年今年 |
46 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
47 | 秋立つや肩の力の抜けた石 |
48 | 練羊羹まぶた重たく食べ了る |
49 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
50 | 藍甕を敲きて秋思身近かにす |
2024年3月29日 02時54分更新(随時更新中)