現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年3月23日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | かあちゃんよ今はどのへん春彼岸 |
3 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
4 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
5 | 百年の村史繙く雪解光 |
6 | 初富士の大きかりける汀かな |
7 | 無欲なるとき靜かなり白日傘 |
8 | 姫はじめ以後やっかいな美学かな |
9 | 地に低く幸せありと福寿草 |
10 | 瞑れば驟雨の隙間の青蟷螂 |
11 | 瞑れば紅梅墨を滴らす |
12 | まだ冷めぬ情念ありや寒椿 |
13 | ふくろうに聞け快楽のことならば |
14 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
15 | 一度死ぬふたたび桔梗となるために |
16 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
17 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
18 | ものの芽のあらはれ出でし大事かな |
19 | 別るるや夢一筋の天の川 |
20 | 湖といふ大きな耳に閑古鳥 |
21 | 割り切れぬ偶数思う熱帯夜 |
22 | 目瞑ればみかえり如来春の闇 |
23 | 春近し雪にて拭う靴の泥 |
24 | 兄の手に小さき薬玉もて余す |
25 | 霧黄なる市に動くや影法師 |
26 | 数え日の遠き柱の丸さかな |
27 | 女咳き電柱の飢えつづくなり |
28 | 蒲鉾の並ぶ老舗の梅早し |
29 | 小走りに抜ける卯の花腐しかな |
30 | 蚯蚓なくあたりへこごみあるきする |
31 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
32 | 剪定の枝のとび散る通学路 |
33 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
34 | 陰の国にて雪だるまつくる漢かな |
35 | しっかりと見ておけと瀧凍りけり |
36 | 星空へ店より林檎あふれをり |
37 | 花冷えや履歴書に押す磨滅印 |
38 | 合格のメールが届く花こぶし |
39 | 夏みかん酸つぱしいまさら純潔など |
40 | 白桔梗弥勒の宙のまんなかに |
41 | 鮎の背に一抹の朱のありしごとし |
42 | 夕暮の花菜畑の淨土めく |
43 | 葱坊主童の持ちし土光り |
44 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
45 | 炎帝の怒りのごとき偏頭痛 |
46 | ぎらぎらの朝日子照らす自然かな |
47 | むらさきになりゆく二羽の青鷹 |
48 | 町空のつばくらめのみ新しや |
49 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
50 | 春光や殊に冷たき父の両手 |
2024年9月27日 02時46分更新(随時更新中)