現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年1月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
2 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
3 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
4 | ものの種にぎればいのちひしめける |
5 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
6 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
7 | 一日もの云はず蝶の影さす |
8 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
9 | この道しかない春の雪ふる |
10 | かまきりの交尾は儀式空のいろ |
11 | 螢獲て少年の指みどりなり |
12 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
13 | をみなとはかかるものかも春の闇 |
14 | 背中から羽生えさうな春の昼 |
15 | 鍵かけて寒がる金魚をおいてきた |
16 | 海に出て木枯帰るところなし |
17 | 半身は夢半身は雪の中 |
18 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
19 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
20 | 凧ひとつ浮かぶ小さな村の上 |
21 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
22 | 千の手の一つを真似る月明かり |
23 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
24 | 海に入りて生れかはらう朧月 |
25 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
26 | まろやかにまろやかに春 |
27 | 元日や山明けかかる雪の中 |
28 | 遠嶺より日あたつてくる鴨の水 |
29 | 別るるや夢一筋の天の川 |
30 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
31 | 蛍獲て少年の指みどりなり |
32 | 霧氷の嶺あしたのひかりかがよえる |
33 | 高嶺より怒濤の如く霧流る |
34 | 方丈の大庇より春の蝶 |
35 | 父を嗅ぐ書斎に犀を幻想し |
36 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
37 | うなぎやの二階にゐるや秋の暮 |
38 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
39 | 神さぶや木の根に溢る苔清水 |
40 | 熱燗の夫にも捨てし夢あらむ |
41 | もてなしの子持ち公魚味噌じたて |
42 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
43 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
44 | しらぬまにつもりし雪のふかさかな |
45 | やはらかき身を月光の中に容れ |
46 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
47 | 急に木を切つてあかるし花聟ら |
48 | 凍夜この山より山と山とかさなりてあり |
49 | 幻燈にものいう老婆冬の雨 |
50 | 凍の夜のはじまる兆し軒の繩 |
2024年4月26日 20時12分更新(随時更新中)