現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年7月8日のデイリーキーワードランキング
1 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
2 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
3 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
4 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
5 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
6 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
7 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
8 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
9 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
10 | あるけばかつこういそげばかつこう |
11 | 人体冷えて東北白い花盛り |
12 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
13 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
14 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
15 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
16 | 中学生神語りおり雪積む藁 |
17 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
18 | ちるさくら海あをければ海へちる |
19 | 合歓の花もとより大慈大悲たり |
20 | 芋虫を怒らせてゐる中学生 |
21 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
22 | 芋の露連山影を正しうす |
23 | 露天風呂に男の目鼻 青あらし |
24 | みどり児やもずくに落とす涙粒 |
25 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
26 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
27 | 釣忍無量の風の通りやんせ |
28 | 入れものが無い両手で受ける |
29 | まほろばの真の花に心映え |
30 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
31 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
32 | 蝉の穴蟻の穴よりしづかなる |
33 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
34 | 花槐雨の瀬音をたかぶらす |
35 | 朝の馬笑いころげる青坊主 |
36 | ひとをそしる心をすて豆の皮むく |
37 | 海女戻る安乗中学横切りて |
38 | 白炎をひいて流氷帰りけり |
39 | 蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな |
40 | 夏みかん酸つぱしいまさら純潔など |
41 | 石の家にぼろんとごつんと冬が来て |
42 | 鮓食べてケインズ論は遠きかな |
43 | 茎右往左往菓子器のさくらんぼ |
44 | 水芭蕉低く響ける嬥歌うた |
45 | 妻よおまえはなぜこんなにかわいんだろうね |
46 | いつまでも若いつもりの亀が鳴く |
47 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
48 | 酒しらぬ我は旅のみ牧水忌 |
49 | 鳴き砂というから鳴かす昼の月 |
50 | 長生きの話でお開き 暑気払い |
2024年9月23日 07時20分更新(随時更新中)