現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年8月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 石臼の今は踏み石処暑の風 |
2 | せきをしてもひとり |
3 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
4 | いなびかり北よりすれば北を見る |
5 | 友情が心の支え冬ぬくし |
6 | ちなみぬふ陶淵明の菊枕 |
7 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
8 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
9 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
10 | 分け入つても分け入つても青い山 |
11 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
12 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
13 | 相逢うて飯食う疲れ遠花火 |
14 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
15 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
16 | おそるべき君等の乳房夏来る |
17 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
18 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
19 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
20 | 爽やかやとげ抜き地蔵に刺あずけ |
21 | どこまでが花どこからが花の闇 |
22 | 瓢箪の涯を見たるくびれかな |
23 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
24 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
25 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
26 | いはれなくけふ頸燃えて五月逝く |
27 | 天山の夕空も見ず鷹老いぬ |
28 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
29 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
30 | 遠く去るものへ風吹き蕗の薹 |
31 | 山門を掘り出してある深雪かな |
32 | 新涼や仏にともし奉る |
33 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
34 | 尼寺の蛇の蛻は裏返し |
35 | 遠き帆は空へゆく如磯菜摘 |
36 | 早立ちの声過ぎゆけり露葎 |
37 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
38 | 涅槃図の人ことごとく大頭 |
39 | 冬の星むすんでひらいて金平糖 |
40 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
41 | 地下鉄に後頭並び敗戦忌 |
42 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
43 | とまれ古稀夏大根の曳く辛み |
44 | 重ね着の中に女のはだかあり |
45 | 星空へ店より林檎あふれをり |
46 | 百千鳥ラジオ体操きよらかに |
47 | 雲水の疾風あるきや百千鳥 |
48 | 寒晴やあはれ舞妓の背の高き |
49 | 月光旅館/開けても開けてもドアがある |
50 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
2024年4月18日 11時41分更新(随時更新中)