現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年9月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
2 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
3 | いなびかり北よりすれば北を見る |
4 | 彼一語我一語秋深みかも |
5 | 縄綯ひて夜の耳白む結氷音 |
6 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
7 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
8 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
9 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
10 | 銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく |
11 | 風上に白鳥あそび年立てり |
12 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
13 | 蛇の出た穴大きくて武蔵ぶり |
14 | かげろふや丘に群がる兵の霊 |
15 | かの地主白露に白き鶏放ち |
16 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
17 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
18 | 遠太鼓鳩尾で聞く秋祭 |
19 | どこでどう淋しくなりぬ烏瓜 |
20 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
21 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
22 | 芋の露連山影を正しうす |
23 | 死にたれば人来て大根煮きはじむ |
24 | 鰯雲われもこの世を通過中 |
25 | 胡桃割る奇妙な小部屋ある不思議 |
26 | 無為の日も余命の一日桐の花 |
27 | 薄原頭上を駈ける風の馬 |
28 | さくらもみぢ二夫にまみえずとは愚か |
29 | 空襲の夜を知る川ぞ陽炎へる |
30 | ある闇は蟲の形をして哭けり |
31 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
32 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
33 | 折々の秋思をたたむ三面鏡 |
34 | 白桃に入れし刃先の種を割る |
35 | 短夜や乳ぜり啼く児を須可捨焉乎 |
36 | みづうみへこころ傾く葛の花 |
37 | 十六夜の竹ほのめくにをはりけり |
38 | 日に舞うて凱歌のごとし鷹柱 |
39 | 八月や六日九日十五日 |
40 | 爪紅のさきにひとびと点るかな |
41 | 朝夕がどかとよろしき残暑かな |
42 | 海峡を焦がしとうもろこしを焼く |
43 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
44 | 虹二重神も恋愛したまへり |
45 | 一番星枯葉空気の音がする |
46 | 朧夜のむんずと高む翌檜 |
47 | 麥刈のあまたの背中閑な鳶 |
48 | 竹島を地図に辿れば百合匂う |
49 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
50 | 熱燗に胸広きかな赫きかな |
2024年3月29日 18時36分更新(随時更新中)