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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2020年10月8日のデイリーキーワードランキング

1

から松は淋しき木なり赤蜻蛉
2

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
3

雲の峰いくつ崩れて月の山
4

長考は山の芋より始まりぬ
5

詠はねば濤に消えゆく春の虹
6

原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ
7

冬山やどこまで登る郵便夫
8

乳房や ああ身をそらす 春の虹
9

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
10

七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ
11

木雫は雨より太し青楓
12

逃げ水追うよう人が人殺め
13

滝落ちて群青世界とどろけり
14

昼顔に刻刻の空ありにけり
15

一条を一茶と読めり文化の日
16

一樹なき小学校に吾子を入れぬ
17

性格が紺の浴衣に収まらぬ
18

乱るるといふ美しさ秋桜
19

わが春も春の木馬も傷みたり
20

松籟や百日の夏来りけり
21

蛍火や山のやうなる百姓家
22

ああいへばかういう兜太そぞろ寒
23

うけいれるものにアクリルガラスの蛾
24

くさめして噂の中を通りぬけ
25

竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず
26

雨戸操る大気の中に春動く
27

咳をしても一人
28

去年今年貫く棒の如きもの
29

風さらり身体を拔けて萩の花
30

をりとりてはらりとおもきすすきかな
31

身酒とて毒を制する毒のなし
32

古池や蛙飛びこむ水の音
33

初蝶やまだつけている地の匂い
34

さらしくじら人類すでに黄昏て
35

稲滓火の見守る田の神水の神
36

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
37

着ぶくれて浮世の義理に出かけけり
38

水中に棒立つはながきながき朝
39

木犀や瓜人に逢はぬこと幾月
40

鈴虫は鳴きやすむなり虫時雨
41

猛り啼く葭切に背を押されけり
42

名城を盆に浮かせり朧の夜
43

牡丹百二百三百門一つ
44

余生の余白埋めんと歌う夏はきぬ
45

嚔してうすくらがりの資料館
46

をさなごのひとさしゆびにかかる虹
47

蝶、天の一方よりおりてきて舞う
48

くさめして我は二人に分かれけり
49

荼毘に付す山懐の万緑に
50

ものの芽のあらはれ出でし大事かな


2024年4月24日 13時02分更新(随時更新中)
 

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