現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年5月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
4 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
5 | 父の死後すこし躄りし陶狸 |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
8 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
9 | 清明や街道の松高く立つ |
10 | ふるさとの沼のにほひや蛇苺 |
11 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
12 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
13 | へろへろとワンタンすするクリスマス |
14 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
15 | 淋しい幽霊いくつも壁を抜けるなり |
16 | 早苗田に男の歩幅残りおり |
17 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
18 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
19 | ちるさくら海あをければ海へちる |
20 | 垣根よりのぞく挨拶鉄線花 |
21 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
22 | 横顔は十に七つや花林檎 |
23 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
24 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
25 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
26 | 野葡萄や村に一基の女人塚 |
27 | 天の川わたるお多福豆一列 |
28 | 家々や菜の花いろの燈をともし |
29 | てっせんやしなやかに伸び感電す |
30 | 目白の巣我一人知る他に告げず |
31 | 春時雨白粉厚き旅役者 |
32 | 馬屋閉ざす野は真っ平らなる凍り |
33 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
34 | 素つ裸太平洋を笑ひけり |
35 | 不器用な長女の嘘ですカーネーション |
36 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
37 | 湖の芥に添うて流れる鴨の羽 |
38 | 折りとれば風の貌なり山辛夷 |
39 | 雑草よく伸びて死に方考える |
40 | 凡そ天下に去来程の小さき墓に参りけり |
41 | 玉の如き小春日和を授かりし |
42 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
43 | 海よりも野山に降りてこそ緑雨 |
44 | おそく帰るや歯磨きコップに子の土筆 |
45 | おそるべき君等の乳房夏来る |
46 | 累累と石の後ろの落椿 |
47 | 雷鳥の飛び去りしかば歩きけり |
48 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
49 | かたまつて薄き光の菫かな |
50 | 海鳴りや花のこまかき影を踏む |
2024年4月25日 18時30分更新(随時更新中)