現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年6月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
2 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 入れものが無い両手で受ける |
5 | 芋の露連山影を正しうす |
6 | 星空へ店より林檎あふれをり |
7 | せきをしてもひとり |
8 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
9 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
10 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
11 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
12 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
13 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
14 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
15 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
16 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
17 | 月光のたばしる稲を刈りにけり |
18 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
19 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
20 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
21 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
22 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
23 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
24 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
25 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
26 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
27 | 梅雨夕焼だんだん怖き童唄 |
28 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる |
29 | 菫程な小さき人に生れたし |
30 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
31 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
32 | 花合歓や畔を溢るゝ雨後の水 |
33 | おそるべき君等の乳房夏来る |
34 | 霜つよし蓮華とひらく八ヶ嶽 |
35 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
36 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
37 | 仁王門招かれ往けば枝垂花 |
38 | 蒲公英のかたさや海の日も一輪 |
39 | 風花や築地おいしいもの探険 |
40 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
41 | 川の絵が上手ですから早起きです |
42 | 雪熄みて庭にぞろぞろ仁王が来 |
43 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
44 | 長寿の母うんこのようにわれを産みぬ |
45 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
46 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
47 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
48 | 弘法の筆勢に春闌けにけり |
49 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
50 | やさしさのすり減つてゆく夏帽子 |
2024年9月27日 00時19分更新(随時更新中)