現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年7月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
3 | 方丈の大庇より春の蝶 |
4 | せきをしてもひとり |
5 | かたつむり甲斐も信濃も雨のなか |
6 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
7 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
8 | ねむりても旅の花火の胸にひらく |
9 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
10 | ひらひらと月光降りぬ貝割菜 |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
13 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
14 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
15 | 火の山の裾に夏帽振る別れ |
16 | 遠雷やはづしてひかる耳かざり |
17 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
18 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
19 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
20 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
21 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
22 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
23 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
24 | 初蝶の菜の花の黄にとどまらず |
25 | まだまだやることがある線香花火 |
26 | 梟鳴く高層ビルの闇の中 |
27 | 夕桜あの家この家に琴鳴りて |
28 | 芒野を写経の女帰りゆく |
29 | 一人居の南瓜スープの濃くなりし |
30 | 入れものが無い両手で受ける |
31 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
32 | 真中より明ける気配や夏の湖 |
33 | 磔像の全身春の光あり |
34 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
35 | 星空へ店より林檎あふれをり |
36 | 西瓜叩く甘い返事があれば買う |
37 | 一切を抛擲し去り大昼寝 |
38 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
39 | 水枕ガバリと寒い海がある |
40 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
41 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
42 | 寒波急日本は細くなりしまま |
43 | 八月の象の記憶に水たまり |
44 | 町騒に遠き寺苑の仏桑花 |
45 | おそるべき君等の乳房夏来る |
46 | 海に手をついてサーファー立ち上がる |
47 | 還暦の海女の被れる真水かな |
48 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
49 | 薄氷をたたき割りたる山の雨 |
50 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
2024年4月27日 05時17分更新(随時更新中)