現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年11月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
2 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
3 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
4 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
5 | 春の雪ふる女はまことうつくしい |
6 | 蜻蛉行く後ろ姿の大きさよ |
7 | ものの種にぎればいのちひしめける |
8 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
9 | ちるさくら海あをければ海へちる |
10 | 頭の中で白い夏野となつてゐる |
11 | 大榾をかへせば裏は一面火 |
12 | この道しかない春の雪ふる |
13 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
14 | 曲りたる時間の外へ蝸牛 |
15 | あれこれと言ひぶん多し小米花 |
16 | 大仏殿細く洩れくる青葉光 |
17 | あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ |
18 | 天の川わたるお多福豆一列 |
19 | 煮大根を煮かへす孤独地獄なれ |
20 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
21 | 沈黙の池に亀一つ浮き上る |
22 | ポケットの小さな悔いを持ち歩く |
23 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
24 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
25 | 麻雀に過去も未来もなきおのれ |
26 | 月夜、あるだけの米をとぐ |
27 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
28 | 遠花火人妻の手がわが肩に |
29 | 一村に一師一弟子棲みて雪 |
30 | 死蛍に照らしをかける蛍かな |
31 | 手焙りや庭にしばらく山の鳥 |
32 | 月光のおよぶかぎりの蕎麦の花 |
33 | 一日もの云はず蝶の影さす |
34 | 鶏頭の渦考えて赤きかな |
35 | 晩夏光バットの函に詩を誌す |
36 | 春風の重い扉だ |
37 | 巌襖しづかに鷹のよぎりつつ |
38 | 山に金太郎野に金次郎予は昼寢 |
39 | 枯草の日に汝が瞼はぢらひぬ |
40 | 螢獲て少年の指みどりなり |
41 | 木曽路ゆく我も旅人散る木の葉 |
42 | 千の手の一つを真似る月明かり |
43 | 初霜や秋霜烈日緩びしも |
44 | 不夜城を見て颱風のいきいきす |
45 | 夏木どれも円空仏の影を負う |
46 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
47 | 倒・裂・破・崩・礫の街寒雀 |
48 | 今日何も彼もなにもかも春らしく |
49 | 玉の如き小春日和を授かりし |
50 | 真つ白なシーツを敷けば冬の海 |
2024年9月27日 03時32分更新(随時更新中)