現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年10月19日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | ちなみぬふ陶淵明の菊枕 |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
5 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
6 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
7 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
8 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
9 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
10 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
11 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
12 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
13 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
14 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
15 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
16 | いなびかり北よりすれば北を見る |
17 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
18 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
19 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
20 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
21 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
22 | 星空へ店より林檎あふれをり |
23 | ねんねこの中で歌ふを母のみ知る |
24 | 雪降るよ障子の穴を見てあれば |
25 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
26 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
27 | 鮎食みて身ぬちに利根の香をひろぐ |
28 | 木曽川の今こそ光れ渡り鳥 |
29 | ものの種にぎればいのちひしめける |
30 | 芋の露連山影を正しうす |
31 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
32 | 分け入つても分け入つても青い山 |
33 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
34 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
35 | 秋光を折り曲げてゐる堰の水 |
36 | むらさきになりゆく二羽の青鷹 |
37 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
38 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
39 | 竹落葉踏む音だけの古墳みち |
40 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
41 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
42 | 陰謀の場を煌々と菊人形 |
43 | 風鈴は母の念仏飛行機雲 |
44 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
45 | 指先の昏れゆくはやさ鰯雲 |
46 | 初秋刀魚青き記憶をしたたらす |
47 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
48 | 書を閉づるかそけき音も冬の声 |
49 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
50 | ありふれたところがいいね鰯雲 |
2024年5月11日 21時28分更新(随時更新中)