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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2010年3月11日のデイリーキーワードランキング

1

少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ
2

沖の石のひそかに産みし海鼠かな
3

初空や大悪人虚子の頭上に
4

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
5

しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上
6

あをあをと空を残して蝶分れ
7

沈丁花はらえば見える赤ん坊
8

オムレツの腰がきまらぬ涅槃西風
9

おたまじゃくし並んで流れれば兄弟
10

藍植うや孀ながらも一長者
11

藍の花栞れば紅の失せにけり
12

棹さして月のただ中
13

藍の花甕はイランの大きさに
14

をみならとくらげとわたる城ケ島
15

しらべよき歌を妬むや実朝忌
16

梅咲いて庭中に青鮫が来ている
17

冬の水一枝の影も欺かず
18

春風や闘志いだきて丘に立つ
19

天日のうつりて暗し蝌蚪の水
20

湯豆腐やいのちのはてのうすあかり
21

藍浴衣夜風自在に家通る
22

凍蝶のそのまま月の夜となりし
23

冬蜂の死にどころなく歩きけり
24

父はやく死にしあと母風の盆
25

春の鹿水のひびきの木の間より
26

うつくしき蘆火一つや暮の原
27

比良ばかり雪をのせたり初諸子
28

藍を植ゑ広瀬絣の染場守る
29

万緑の中や吾子の歯生え初むる
30

豊年や切手をのせて舌甘し
31

藁塚に一つの強き棒挿さる
32

鎌倉を驚かしたる余寒あり
33

雪割るは女の仮面剥ぐごとく
34

胸襟を開くと花びらがどっさり
35

ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに
36

新しき猿又ほしや百日紅
37

葡萄食ふ一語一語の如くにて
38

つり鐘の蔕のところが渋かりき
39

一切の行蔵寒にある思ひ
40

帯の鈴聞こえ鮟鱇鍋来たる
41

大根の花に水牛の往き来
42

あ初蝶こゑてふてふを追ひにけり
43

おるがんの鳴らぬ鍵ある夜学かな
44

青梅やずぶ濡れの山すぐそばに
45

しんしんと肺碧きまで海の旅
46

沖の曇天パン抱いて漂泊をこころざす
47

曼珠沙華子在らば十二如何な声
48

草に音立てゝ雨来る秋燕
49

春雨や傘さして見る絵草子屋
50

鶏しめる男に雪が殺到す


2024年9月19日 20時10分更新(随時更新中)
 

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