現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年1月1日のデイリーキーワードランキング
1 | 新しき簗の打たれて鳴る山河 |
2 | 毛糸編みじゃれつく猫に勝ち目なし |
3 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
4 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
5 | 秋日差螺旋階段下りて句座 |
6 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
7 | おもうさまふりてあがりし祭かな |
8 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
9 | 一家言くりかえす人冬ぬくし |
10 | ひたひたと春の潮打つ鳥居かな |
11 | 極寒の塵もとどめず岩ぶすま |
12 | あさまらのめでたき春となりにけり |
13 | 姫はじめ闇美しといひにけり |
14 | 初蝶やわが三十の袖袂 |
15 | 蛍火や山のやうなる百姓家 |
16 | あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ |
17 | 家なしも江戸の元日したりけり |
18 | 天上も淋しからんに燕子花 |
19 | をのこ子の小さきあぐら年新た |
20 | あかつきの萍たたく山の雨 |
21 | 村じゅうをやわらかくするぼたん雪 |
22 | 健やかと言ふは宝やごまめ噛む |
23 | 呆然と去る正月のありにけり |
24 | 去年今年貫く棒の如きもの |
25 | 旧景が闇を脱ぎゆく大旦 |
26 | 葭切のをちの鋭声や朝ぐもり |
27 | 燈明のひとりでに消え雪の昼 |
28 | 賀状書く心東奔西走す |
29 | 俳句など書いてつまらぬ賀状来る |
30 | 恙なしそれだけでいい蕗の薹 |
31 | 会津はや腹召すやうに蝶生まる |
32 | 湯上りの指やはらかし足袋のなか |
33 | アイスバーン黒人きれいに歌いだす |
34 | 藍を植ゑ広瀬絣の染場守る |
35 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
36 | 納め句座切字が人の和を結ぶ |
37 | 人の世は待つこと多し水ぬるむ |
38 | ほつこりと日を包みたるお茶の花 |
39 | 妻知らぬセーターを着て町歩く |
40 | 逢うために母は銀河の駅に佇つ |
41 | をさなくて蛍袋のなかに栖む |
42 | 恐ろしき緑の中に入りて染まらん |
43 | あかつきや歩く音して籠の虫 |
44 | 鳥籠の中の木の影十二月 |
45 | 元旦の海の思わぬ黝さかな |
46 | 愛鳥週間手を差しあげて鳩放つ |
47 | 鳥わたるこきこきこきと罐切れば |
48 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
49 | 羽蟻の夜かなしき家を出て歩く |
50 | かなかなや死は外海へゆくごとく |
2024年9月24日 17時25分更新(随時更新中)