現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年12月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 葉桜や人に知られぬ昼あそび |
2 | 田の水のたまるところに白鳥来 |
3 | 地に低く幸せありと福寿草 |
4 | 海に出て木枯帰るところなし |
5 | 音楽を降らしめよ夥しき蝶に |
6 | むかしむかしのなみだのにほひさくらもち |
7 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
8 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
9 | わらやふるゆきつもる |
10 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
11 | めしが出て三日月の出る宴つゞく |
12 | 麗しき春の七曜またはじまる |
13 | 傘さして雨の蛍を見てゐたり |
14 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
15 | 短日の梢微塵にくれにけり |
16 | 秋風やかかと大きく戦後の主婦 |
17 | めし食うて涙とまらぬ夏ありし |
18 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
19 | 天地の息合ひて激し雪降らす |
20 | 鯔を釣る遠き友の手感じつつ |
21 | いくばくか菊焚く香りほのぼのし |
22 | 蟬時雨止んで虚空の広がりぬ |
23 | すさまじき真闇となりぬ紅葉山 |
24 | 麦こがし人に遅れず笑ふなり |
25 | 魚城移るにや寒月の波さざら |
26 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
27 | 回想の八重九重に夜の梅 |
28 | 身半分かまくらに入れ今晩は |
29 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
30 | 閻魔さま出かけて居りぬ雪地獄 |
31 | 一対か一対一か枯野人 |
32 | 有明の海が見え居るつつじかな |
33 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
34 | 虚子に問ふ十一月二十五日のこと如何に |
35 | 長男のセーター着こなし妻笑顔 |
36 | ジーパンの尻のポケット初山河 |
37 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
38 | 忙中の忙なごませり返り花 |
39 | 日脚伸ぶ雀班にばかり陽の当る |
40 | 筆ほぐす朱唇の墨も夜涼かな |
41 | 立春大吉牛の背中に小鳥来て |
42 | 日暮れまで空の余白に野蕗摘む |
43 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
44 | 落鮎やダム満々と雲の色 |
45 | かりがねや並べば低き母の肩 |
46 | 子が盛つて早苗饗の飯大盛よ |
47 | 人の世に花を絶やさず返り花 |
48 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
49 | 大壺の底ざらざらと驟雨去る |
50 | 樹を倒す雪崩の音より豪快 |
2024年9月25日 22時44分更新(随時更新中)