現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年9月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
2 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
3 | 重ね着の中に女のはだかあり |
4 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
5 | てふてふひらひらいらかをこえた |
6 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
7 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 十六夜のきのふともなく照らしけり |
10 | 虫の夜の星空に浮く地球かな |
11 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
12 | 黙すとは気と語ること冬木道 |
13 | 大榧の鳥を入れたる彼岸かな |
14 | 春や昔十五万石の城下哉 |
15 | 天文や大食の天の鷹を馴らし |
16 | 灯を消して観る夜桜の息づかひ |
17 | 方丈の大庇より春の蝶 |
18 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
19 | かなしめば鵙金色の日を負ひ来 |
20 | 影させしその蝶にてはらざりき |
21 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
22 | 雁の声のしばらく空に満ち |
23 | 子燕のこぼれむばかりこぼれざる |
24 | 少年や六十年後の春の如し |
25 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
26 | 首のべて日を見る雁や蘆の中 |
27 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
28 | 風白し耳やわらかくしておこう |
29 | 泥舟や荻の枯穂に日の当る |
30 | かの窓のかの夜長星ひかりいづ |
31 | ペンライト搖らぐ眞冬の日本海 |
32 | 戦争と畳の上の団扇かな |
33 | オリオンの盾新しき年に入る |
34 | 愛恋のダチュラの毒の白いこと |
35 | したたかに水をうちたる夕ざくら |
36 | 曼珠沙華散るや赤きに耐へかねて |
37 | 千の手の一つを真似る月明かり |
38 | 贅沢は敵と育ちぬちやんちやんこ |
39 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
40 | 枯山のほうと吐きたる湯の煙 |
41 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
42 | チンドン屋枯野といへど足をどる |
43 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
44 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
45 | 爽籟の集まっている文書棚 |
46 | 夢に舞ふ能美しや冬籠 |
47 | 枯並木手話にときどき声まじる |
48 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
49 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
50 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
2024年4月26日 14時48分更新(随時更新中)