現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年4月7日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
5 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
6 | 海に出て木枯帰るところなし |
7 | ナウマンゾウ起こさぬやうにラムネ吹く |
8 | 乱るるといふ美しさ秋桜 |
9 | 分け入れば女と男砂遊び |
10 | あの頃は道草ばかり揚雲雀 |
11 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
12 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
13 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
14 | 母在りし夕べ偲べり冬至粥 |
15 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
16 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
17 | 鷹鳩と化すコーヒーの紙コップ |
18 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
19 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
20 | 風音や春逝くときは忍び足 |
21 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
22 | 妻と寝て銀漢の尾に父母います |
23 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
24 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
25 | 春煖爐焚く愛猫の喪に籠り |
26 | 魂も乳房も秋は腕のなか |
27 | 芋掘りに雇はれにけり十三夜 |
28 | 寒鯉はしづかなるかな鰭を垂れ |
29 | 研ぎ上げし剃刀にほふ花ぐもり |
30 | 凍空を端から開く朝鏡 |
31 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
32 | 満月の死角を泳ぐ牡鹿なり |
33 | 春の泥華燭の門をくぐりけり |
34 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
35 | 考える人は考え昭和の日 |
36 | 痛烈な一撃若い蜜蜂だな |
37 | 鮎落ちて美しき世は終りけり |
38 | 月光の象番にならぬかといふ |
39 | 喪いて酔うて月夜の斧振る音 |
40 | 千の虫鳴く一匹の狂ひ鳴き |
41 | すぐそこに来てゐる春や春を待つ |
42 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
43 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
44 | 春光の手のひらいっぱい自由市場 |
45 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
46 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
47 | 雲仙のゴルフの原の青き踏む |
48 | 身籠りてはち切れさうな桜かな |
49 | くずし字を詠まんと秋の白秋碑 |
50 | 村ひとつ刈られたような白い夜明け |
2025年8月29日 00時07分更新(随時更新中)