現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年7月22日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2 | いなびかり北よりすれば北を見る |
3 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
4 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
5 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
6 | 重ね着の中に女のはだかあり |
7 | 蓮の花仏心不意に近付きぬ |
8 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
9 | せきをしてもひとり |
10 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
11 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
12 | 晝寝より覚めしところが現住所 |
13 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
14 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
15 | いずこかに血の滞り夏ふかし |
16 | 片陰が消しゆく午後の交差点 |
17 | 茅の輪くぐる胸ぐらという薄明かり |
18 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
19 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
20 | 炎天の空美しや高野山 |
21 | 大根の花紫野大徳寺 |
22 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
23 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
24 | 朝焼けの時刻表から上高地 |
25 | 胸やけのお盆すたすた人過ぎゆく |
26 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
27 | 頬の虻歩みつ打てり書に帰らん |
28 | 若鮎の二手になりて上りけり |
29 | 肉体の祖父は眠りぬ春の雪 |
30 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
31 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
32 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
33 | 己が影を慕うて這へる地虫かな |
34 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
35 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
36 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
37 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
38 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
39 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
40 | 寒牡丹愛らし夫との縁かな |
41 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
42 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
43 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
44 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
45 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
46 | 月下の宿帳/先客の名はリラダン伯爵 |
47 | 猫二匹と暮らすピカドン見て老いて |
48 | 山雀や頬白ければ四十雀 |
49 | 龍神の走れば露の玉走る |
50 | ジョーカーの捨て時逸す夜長かな |
2024年9月27日 02時43分更新(随時更新中)