現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年1月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 冬田の闇ざっと一億瓲ぐらい |
2 | 木曽川の今こそ光れ渡り鳥 |
3 | 膝に来て模様に満ちて春着の子 |
4 | 枯草を踏みゆくやはらかな時間 |
5 | 一枚の障子明りに技芸天 |
6 | 兜煮の眼玉が潤む寒の入 |
7 | 毛たんぽぽじわっーと熟女の吐息 |
8 | よい道がよい建物へ、焼場です |
9 | 仮の世のほかに世のなし冬菫 |
10 | 三日月やこの頃萩の咲きこぼれ |
11 | 闇よりも黒く山あり蛍飛ぶ |
12 | 枯木立月光棒のごときかな |
13 | 青葉木莵眠りの底に着く迄は |
14 | 抜きん出しことを悔いてる今年竹 |
15 | 松過ぎの又も光陰矢の如く |
16 | 朝湯こんこんあふれるまんなかのわたくし |
17 | 海鳴りへなだれ咲きです野水仙 |
18 | 闇よりも山大いなる晩夏かな |
19 | 鳰潜くほどよき距離を保ちつつ |
20 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
21 | 少年や六十年後の春の如し |
22 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
23 | 土古く渡来の鶴をあるかしむ |
24 | この道しかない春の雪ふる |
25 | おもうさまふりてあがりし祭かな |
26 | 方丈の大庇より春の蝶 |
27 | 昼顔のほとりによべの渚あり |
28 | なき如き滴りにしてとどまらず |
29 | ねんねこの中で歌ふを母のみ知る |
30 | みちのくの伊達の郡の春田かな |
31 | とおりゃんせ花のトンネル青空へ |
32 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
33 | さえざえと雪後の天の怒濤かな |
34 | 秋澄めり殊に疏水の水笑窪 |
35 | 遠くより振る再会のハンカチーフ |
36 | 裸木に声かけられし夜の晴れ |
37 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
38 | 頑なに木瘤は朽ちず昭和の日 |
39 | しんがりに始祖鳥のいる冬の景 |
40 | 伊豆の海や紅梅の上に波ながれ |
41 | うたかたの夢の名残や春の雪 |
42 | 天の川のもとに天智天皇と虚子と |
43 | 気が付けば峠越えてゐし蕨狩 |
44 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
45 | 火の山の阿蘇のあら野に火かけたる |
46 | 七月や雨脚を見て門司にあり |
47 | 山茶花の日和に翳のあるごとく |
48 | 金婚やゆつくり吐かす貝の砂 |
49 | 桜餅母のむかしに触れにけり |
50 | 就職組中学を出てしまひけり |
2025年8月28日 07時14分更新(随時更新中)