現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年12月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 生きてあれ冬の北斗の柄の下に |
2 | 初富士の大きかりける汀かな |
3 | 元日の海に出て舞ふ木の葉かな |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | 石に腰を、墓であつたか |
6 | かくれんぼ三つかぞえて冬となる |
7 | 空色は褪めつつ母と洗う罎 |
8 | 駒ケ岳凍てて巌を落しけり |
9 | たんぽぽの絮吹く時は少女の眼 |
10 | 秋蝶や終の高みをいまと決め |
11 | 華麗な墓原女陰あらわに村眠り |
12 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
13 | うしろより初雪降れり夜の町 |
14 | 甌穴によびよせられて時雨ふる |
15 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
16 | 甘くなりもうころがらぬ百匁柿 |
17 | あの人もあの人も来た夏椿 |
18 | よろこびはかなしみに似し冬牡丹 |
19 | さむきわが影とゆき逢ふ街の角 |
20 | 七草や丸めて捨てるサロンパス |
21 | 残雪の石鎚指してゆく船よ |
22 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
23 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
24 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
25 | 少年や六十年後の春の如し |
26 | 転校の子の一日を花降れり |
27 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
28 | 雪がきてなにもなき野を飾りけり |
29 | 道いつか平らかになり初詣 |
30 | 水中の桃ひかりをり楸邨忌 |
31 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
32 | 糠床の眠る三日を風の盆 |
33 | 一握の砂を滄海にはなむけす |
34 | 耕せばうごき憩へばしづかな土 |
35 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
36 | 速度三十三ノットさるすべり |
37 | つひに戦死一匹の蟻ゆけどゆけど |
38 | 妻が病み木槿あちこち向きて白 |
39 | 海に出て木枯帰るところなし |
40 | 雪の日暮れはいくたびも読む文のごとし |
41 | けさ秋の一帆生みぬ中の海 |
42 | みづうみのみなとのなつのみじかけれ |
43 | 人生の喫煙席で亀が鳴く |
44 | ちるさくら海あをければ海へちる |
45 | 温みある橡餅並ぶ平家村 |
46 | 凩や海に夕日を吹き落す |
47 | 衰えし地獄耳立て日向ぼこ |
48 | ひぐらしや熊野へしづむ山幾重 |
49 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
50 | 夫在れば喜びそうな初鰤よ |
2025年8月29日 08時34分更新(随時更新中)