現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年9月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 七十路や新しき事弥生道 |
2 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
3 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
4 | ちるさくら海あをければ海へちる |
5 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
6 | けふの月長いすすきを活けにけり |
7 | 思惟仏の琴線に触れ一葉散る |
8 | 鳥たちが唄う小春の仮住まい |
9 | 胸の上に雁行きし空残りけり |
10 | まゆ玉や一度こじれし夫婦仲 |
11 | 秋風やひとさし指は誰の墓 |
12 | 陽のさせば寡黙なほどにちちろ鳴く |
13 | ゆうやけこやけだれもかからぬ草の罠 |
14 | 顔に水はじきて痛し斧始 |
15 | 満月や大人になってもついてくる |
16 | 生涯の恋の数ほど曼珠沙華 |
17 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
18 | 陽のさきへ追ふ夢あり続け |
19 | 千年の留守に瀑布を掛けておく |
20 | あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ |
21 | 時ものを解決するや春を待つ |
22 | 暗がりをよろこぶ魂や魂祭 |
23 | うごかざる一点がわれ青嵐 |
24 | 太腿の内に汗掻く憂国忌 |
25 | 蜥蜴の尾鋼鉄光りや誕生日 |
26 | 一筋の秋風なりし蚊遣香 |
27 | 花菖蒲夕べの川のにごりけり |
28 | 《 》は水の育くむ水の塊 |
29 | 海に出て木枯帰るところなし |
30 | 葱一本拔いてきらめく一行詩 |
31 | 千の手の一つを真似る月明かり |
32 | こぶしの実えごの実拾う空の雲 |
33 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
34 | 降参か歓呼か諸手おぼろなる |
35 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
36 | 冬の水一枝の影も欺かず |
37 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
38 | 陽は西に秋桜海の音を聴く |
39 | 峡空や霧氷の梢こまやかに |
40 | 木の匙に木洩れ日掬う粥祀り |
41 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
42 | こつあげやほとにほねなきすずしさよ |
43 | ハンカチを広げわれらの孤島なり |
44 | 気移りの恋ありてよし雨水の夜 |
45 | 夜爪切る母に母なき螢籠 |
46 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
47 | 飛込の途中たましひ遅れけり |
48 | わが墓を止り木とせよ春の鳥 |
49 | 大仏にうっすらと髭青あらし |
50 | 翡翠の影こんこんと遡り |
2024年4月27日 17時02分更新(随時更新中)