現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年1月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
2 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
3 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
4 | 麗しき春の七曜またはじまる |
5 | 馬遠し藻で陰洗う幼な妻 |
6 | でで虫が桑で吹かるる秋の風 |
7 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
8 | 月光にいのち死にゆくひとと寝る |
9 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
10 | 一を知つて二を知らぬなり卒業す |
11 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
12 | 水枕ガバリと寒い海がある |
13 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
14 | 人さすらい鵲の巣に鳩ら眠る |
15 | 除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり |
16 | 鈴に入る玉こそよけれ春のくれ |
17 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
18 | 草氷柱早く嫌ひになりたくて |
19 | 雀子や走りなれたる鬼瓦 |
20 | しんしんと寒さがたのし歩みゆく |
21 | 大鯉のぎいと廻りぬ秋の昼 |
22 | 山桜雪嶺天に声もなし |
23 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
24 | 梅雨寒のガレのランプに灯がともる |
25 | うすものを着て雲の行くたのしさよ |
26 | 親よりも白き羊や今朝の秋 |
27 | 東風吹くや耳現はるゝうなゐ髪 |
28 | 赤富士に露滂沱たる四辺かな |
29 | 大寺の鴟尾に柳絮ただよえり |
30 | みちのくの雪深ければ雪女郎 |
31 | 鳥帰る渡り大工のわが上を |
32 | 我去れば鶏頭も去りゆきにけり |
33 | 老残のおでんの酒にかく溺れ |
34 | しののめの闇ときはなつ初篝 |
35 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
36 | 青天や白き五瓣の梨の花 |
37 | 切株はじいんじいんと ひびくなり |
38 | 蜥蜴の尾鋼鉄光りや誕生日 |
39 | 霜柱俳句は切字響きけり |
40 | 泳ぎより歩行に移るその境 |
41 | あたたかきドアの出入となりにけり |
42 | 出刃を呑むぞと鮟鱇は笑ひけり |
43 | みちのくの町はいぶせき氷柱かな |
44 | ああ言へばかう言ふ年の又明くる |
45 | はたはたや退路絶たれて道初まる |
46 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
47 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
48 | 見送りて目薬をさす帰雁かな |
49 | 打ち水やちょっとそこまで逝きし人 |
50 | 支へ木を杖に枕に臥竜梅 |
2024年9月26日 02時53分更新(随時更新中)