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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2018年6月20日のデイリーキーワードランキング

1

万緑の中や吾子の歯生え初むる
2

せきをしてもひとり
3

赤い椿白い椿と落ちにけり
4

バスを待ち大路の春をうたがはず
5

桐一葉日当りながら落ちにけり
6

菜の花がしあはせさうに黄色して
7

金剛の露ひとつぶや石の上
8

日と月のごとく二輪の寒椿
9

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
10

芋の露連山影を正しうす
11

どの子にも涼しく風の吹く日かな
12

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
13

星空へ店より林檎あふれをり
14

この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉
15

古池や蛙飛びこむ水の音
16

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
17

ぼたもちにへんなうわさがもちあがる
18

金亀子擲つ闇の深さかな
19

滝落ちて群青世界とどろけり
20

絶えず人いこふ夏野の石一つ
21

匙なめて童たのしも夏氷
22

入れものが無い両手で受ける
23

いくたびも雪の深さを尋ねけり
24

春風や闘志いだきて丘に立つ
25

白牡丹といふといへども紅ほのか
26

万障が鉢合わせして濃紫陽花
27

青蛙おのれもペンキぬりたてか
28

萬緑の中や吾子の歯生え初むる
29

しんしんと肺碧きまで海の旅
30

分け入つても分け入つても青い山
31

美しき緑走れり夏料理
32

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
33

幾度も雪の深さを尋ねけり
34

海に出て木枯帰るところなし
35

あの枝を 切っちまおうか小望月
36

子の髪の風に流るる五月来ぬ
37

炎天の遠き帆やわがこころの帆
38

揺れやまぬ夜行列車に紺碧の老師
39

あやふやな夫婦の距離に新茶汲む
40

青年鹿を愛せり嵐の斜面にて
41

叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉
42

水の輪が重なり合って温みだす
43

外にも出よ触るるばかりに春の月
44

天空に万朶のひかりさくらんぼ
45

日盛りに蝶のふれ合ふ音すなり
46

湯上りの指やはらかし足袋のなか
47

長き長き春暁の貨車なつかしき
48

冬蜂の死にどころなく歩きけり
49

薄命のひとりぬけゆく端居かな
50

ああ小春我等涎し涙して


2024年9月23日 22時20分更新(随時更新中)
 

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