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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2018年7月13日のデイリーキーワードランキング

1

バスを待ち大路の春をうたがはず
2

赤い椿白い椿と落ちにけり
3

六月の氷菓一盞の別れかな
4

万緑の中や吾子の歯生え初むる
5

金剛の露ひとつぶや石の上
6

せきをしてもひとり
7

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
8

ものの種にぎればいのちひしめける
9

桐一葉日当りながら落ちにけり
10

国家よりワタクシ大事さくらんぼ
11

萬緑の中や吾子の歯生え初むる
12

常夏の碧き潮あびわが育つ
13

しんしんと肺碧きまで海の旅
14

日と月のごとく二輪の寒椿
15

古池や蛙飛びこむ水の音
16

春雷や胸の上なる夜の厚み
17

ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに
18

どの子にも涼しく風の吹く日かな
19

雪の日の浴身一指一趾愛し
20

芋の露連山影を正しうす
21

ふるさとの沼のにほひや蛇苺
22

*かりん老樹に赤児抱きつく家郷かな
23

しあわせやあやめもしらぬ語呂合せ
24

鶏頭の十四五本もありぬべし
25

暑中見舞の言葉がうれし昼の星
26

いくたびも雪の深さを尋ねけり
27

星空へ店より林檎あふれをり
28

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
29

本能の穴掘る兎冬ざるる
30

麦秋や農婦胸より汗を出す
31

一羽翔ち一羽残れる旱草
32

其中に金鈴をふる虫一つ
33

こんなよい月を一人で見て寝る
34

蝉時雨子は担送車に追ひつけず
35

ひつぱれる糸まつすぐや甲虫
36

梅雨深し時代遅れの眉を持つ
37

闇を撞き韻く鐘の音去年今年
38

白地着てこの郷愁の何処よりぞ
39

今生の今日の花とぞ仰ぐなり
40

墓標かなし青鉛筆をなめて書く
41

雲の峰いくつ崩れて月の山
42

川ばかりみて眉間から夏痩す
43

金粉をこぼして火蛾やすさまじき
44

王権の凪の底にて深呼吸
45

玉の如き小春日和を授かりし
46

ひとむかしふたむかしとてうすらひぬ
47

雑食のわれら火の山ひめじおん
48

おおかみに蛍が一つ付いていた
49

露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す
50

心眼に菩薩さゆらぐ花篝


2025年8月28日 22時27分更新(随時更新中)
 

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