現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年10月7日のデイリーキーワードランキング
1 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
4 | よく煮えて煮こぼれてゐて鮟鱇鍋 |
5 | ちるさくら海あをければ海へちる |
6 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
7 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
8 | 首あげて折々見るや庭の萩 |
9 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
10 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
11 | コスモスを離れし蝶に谿深し |
12 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
13 | 愁眉開く庄内平野稲穂波 |
14 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
15 | また一つ風の中より除夜の鐘 |
16 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
17 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
18 | をととひのへちまの水も取らざりき |
19 | 鰯雲日かげは水の音迅く |
20 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
21 | 桃の世へ洞窟を出でて水奔る |
22 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
23 | 朝月や芭蕉いよいよ玉解かむ |
24 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
25 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
26 | 春暁や水ほとばしり瓦斯燃ゆる |
27 | 流し目のイルカの目線秋日和 |
28 | 恋こがれひるひるあがる花火の火 |
29 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
30 | 秋日差螺旋階段下りて句座 |
31 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
32 | ぞくぞくと雪が木につき諏訪神話 |
33 | 良妻にあらまほしけれ大くさめ |
34 | 海で訣れた夕日とくらい死角で逢う |
35 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
36 | 草二本だけ生えてゐる時間 |
37 | 徳利の口まつくらや稲穂波 |
38 | 貝殻の箸置二つ小鳥来る |
39 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
40 | 海とどまりわれら流れてゆきしかな |
41 | 重ね着の中に女のはだかあり |
42 | 雁の数渡りて空に水尾もなし |
43 | 藍ゆかた一本独鈷の博多帶 |
44 | 秋芝にさかしまに寢て青年達 |
45 | 善男が少女に呼ばる赤い羽根 |
46 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
47 | 秋の淡海かすみて誰にもたよりせず |
48 | 首に弁当秋の蜂など山が聳え |
49 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
50 | あかつきに雪降りし山神還る |
2024年9月27日 02時21分更新(随時更新中)