現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年12月12日のデイリーキーワードランキング
1 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
2 | 一日もの云はず蝶の影さす |
3 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
4 | ものの種にぎればいのちひしめける |
5 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
6 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
7 | 蛍籠昏ければ揺り炎えたたす |
8 | マフラーをはずせば首細き宇宙 |
9 | 入学の吾子人前に押し出だす |
10 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
11 | ずぶぬれて犬ころ |
12 | 海に出て木枯帰るところなし |
13 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
14 | 戦争と畳の上の団扇かな |
15 | 短夜や乳ぜり啼く児を須可捨焉乎 |
16 | 入れものが無い両手で受ける |
17 | 帰るのはそこ晩秋の大きな木 |
18 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
19 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
20 | かりそめに燈籠おくや草の中 |
21 | 大寺を包みてわめく木の芽かな |
22 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
23 | しんしんと寒さがたのし歩みゆく |
24 | 雪をよぶ 片身の白き生き鰈 |
25 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
26 | 元日の海に出て舞ふ木の葉かな |
27 | 霜柱俳句は切字響きけり |
28 | こがらしや女は抱く胸をもつ |
29 | 短日の梢微塵にくれにけり |
30 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
31 | 雪はしづかにゆたかにはやし屍室 |
32 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
33 | 紺絣春月重く出でしかな |
34 | 鈴おとのかすかにひびく日傘かな |
35 | 精いつぱい飛んで膝の辺冬の蝶 |
36 | 崖紅葉みな無防備の喉仏 |
37 | なつかしや帰省の馬車に山の蝶 |
38 | 葉桜の下帰り来て魚に塩 |
39 | 稲刈の一段下がりかがやきぬ |
40 | 孤島にて/不眠の鴉/白くなる |
41 | 星空へ店より林檎あふれをり |
42 | 三日月やこの頃萩の咲きこぼれ |
43 | ぬかるみに桜ばつかりかがやきぬ |
44 | 落葉積む人間探究派思い |
45 | 枯野原汽車に化けたる狸あり |
46 | ピーマン切って中を明るくしてあげた |
47 | 猫の仔の鳴く闇しかと踏み通る |
48 | ぱりぱりの星が落ちそう寒波くる |
49 | 寒月下あにいもうとのやうに寝て |
50 | 梅は白 夜明け紫 猫は髭 |
2024年9月23日 14時34分更新(随時更新中)